子供がいる女性向けのキャリア・金融教育サービスや、家族アルバムアプリを展開するライフデザインブランド「Famm」を運営する株式会社Timers(タイマーズ)(渋谷区 代表取締役社長:田和晃一郎)は、子育て中の女性477名を対象に「在宅ワークへの興味関心に関する意識調査」を実施いたしました。
調査概要
調査手法:Fammアプリ内でのインターネット調査
対象者:Fammアプリユーザー(子育て中の女性) n=477 名
対象地域:全国
調査時期:2020年11月11日~11月19日
調査背景
2016年4月に施工された女性活躍推進法を通じて、政府や企業を中心に女性の活躍を後押ししていますが、育休後に思うような働き方や職場復帰ができない人も多く、引き続き「M字カーブ」の社会課題の1つとして各メディアでも取り上げられています。
その中で、株式会社Timersでは、2019年に子供がいる女性が通える「Fammママ専用スクール」を開校。Webデザイナー講座や動画クリエイター講座、グラフィックデザイン講座などを中心に累計2,000人以上の卒業生を排出しており、子育て中の女性が新しい働き方を実現していく姿を見て、育児とバランスをとった在宅ワークの可能性を感じています。コロナ禍が続く今だからこそ働き方も変化しており、子育て中の女性の在宅ワークに関する考え方が変化してるのではないかと考え、今回の調査を実施しました。
調査サマリ
・2020年、ママの約7割が在宅ワークに興味がある時代に。
・在宅ワークをする場合の希望平均時給は1,176円となり、東京都の最低賃金を上回る結果に。
・在宅ワークに興味がある理由は「家事・育児と両立しやすい(56.7%)」、「収入を増やしたい(54.2%)」、「場所や時間に融通がきく(44.4%)」が上位に。
・やってみたい在宅ワークの第3位には「秘書や事務職(24.4%)」と、これまで在宅では遂行しにくかった業務もランクイン、2位は「アフィリエイト、アンケート入力(31.5%)」、1位は「文章やデータ入力(66.6%)」
・育休中に取得したいスキルや知識は「PC操作(28.5%)」、「語学(25.6%)」とスキルアップに繋がるものが上位を占めたが、次いで「金融・不動産の知識(23.2%)」や「育児に関する知識(12.6%)」のような家庭内で役立つ知識も人気に。
・上記に挙げた育休中の勉強に興味はあるものの、93.7%が育休中に十分に勉強ができなかったと回答。
調査結果
ママの約7割が在宅ワークに興味を持っていました。これはコロナ禍で働き方が変化してきていることや、家事や育児をしているからこそ、有効時間を活用したいと考える女性が増えてきていると考えられます。
また、在宅ワークをする場合の希望平均時給は1,176円となり、東京都の最低賃金を上回る結果となりました。
家事や育児をしているからこそ、働きやすい環境に繋がる両立や融通に関わる項目の「家事・育児と両立しやすい(56.7%)」、「場所や時間に融通がきく(44.4%)」と上位を占める一方で、「収入を増やしたい(54.2%)」が2位となりました。
やってみたい在宅ワークの第3位には「秘書や事務職(24.4%)」と、これまで在宅ではなかったような業務がランクインしたことで、昨今のオンライン秘書やオンラインアシスタントの広がりを感じる結果となりました。2位は「アフィリエイト、アンケート入力(31.5%)」、1位は「文章やデータ入力(66.6%)」等のPCを用いて作業する業務がランクインしました。
育休中に取得したいスキルや知識は「PC操作(28.5%)」、「語学(25.6%)」と自身のスキルアップに繋がるものが上位を占めたが、次いで「金融・不動産の知識(23.2%)」や「育児に関する知識(12.6%)」のような家庭内で役立つ知識も人気となりました。
その他の意見ではハンドメイドやSNSを利用したモニター等の声もあがっていました。
上記に挙げた育休中の勉強に興味はあるものの、93.7%が育休中に十分に勉強ができないという結果となりました。
まとめ
今回行った調査では、子育中の女性の在宅ワークに関する考え方の実態が明らかとなりました。
その中で、育児休業中に何か新しい知識やスキルをつけたいと考える女性が多いにも関わらず、93.7%が十分に学べなかったという回答をしています。
これは家事や育児に追われ、勉強する時間が十分に取れないという物理的な問題と、子育てと両立しながら学べる環境が整っていないという社会的な問題を兼ね備えていると考えられます。
シッターサービスがつくことで子育てと両立しながら学べる環境、そして1ヶ月強で講座が完結する短期コースだからこそ、忙しい女性でも無理なく学べる機会提供を通じて、社会課題の解決を推進し、より一層女性の多様なキャリアを支えてまいります。