ニュース

NEWS

Fammが子育て中の男女に「ジェンダー平等に関する調査」を実施。子供がいる女性がキャリアに向き合える時間は男性の約半分。ジェンダーギャップを感じる環境の1位は男女ともに「職場」に。

子供がいる女性向けのキャリア・金融教育サービスや、家族アルバムアプリを展開するライフデザインブランド「Famm」を運営する株式会社Timers(タイマーズ)(渋谷区 代表取締役社長:田和晃一郎)は、子育て中の男女577名を対象に「ジェンダー平等に関する意識調査」を実施いたしました。

調査概要

調査手法:Fammアプリ内でのインターネット調査  
対象者:Fammアプリユーザー(子育て中の男女) n=577名  男性=122名 女性=455名
対象地域:全国  
調査時期:2021年2月10日~2月15日

調査背景

2021年3月31日に世界経済フォーラム(WEF)が発表したジェンダーギャップ指数2021では、日本は調査対象となった世界156カ国中で120位でした(前年121位)。政府や企業を中心に女性の活躍や男性育休の推進を後押ししていますが、現状は「ジェンダー平等」の理想へは程遠く、社会全体でより一層向き合うべき社会課題の1つとして挙げられています。

株式会社Timersでは、2019年に子供がいる女性が通える「Fammママ専用スクール」を開校し、柔軟性や多様性ある女性のキャリア形成や、女性活躍が前提となる新しい社会づくりに貢献できるよう様々な取り組みを進めてきましたが、子育て中の男女への調査を通じて新たな社会課題の発見・発信を推進するため、今回の調査を実施しました。

調査サマリ

・子育て中の男性の7割、女性の8割がジェンダーギャップを感じている
・子育て中の男女の7割以上がジェンダーギャップや不平等さを感じている
・ジェンダーギャップを感じる主な場面としては、男性は「職場(81.1%)」、「家庭(8.4%)」が上位を占め、一方女性は「職場(50%)」、「家庭(27.8%)」、「親族・親戚との交流時(16.2%)」が上位を占めた。
・男性は「育休や、子供が病気の際の有給の取りにくさ」、「女性の家事や育児の負担が大きい」、「おむつ台が女性用トイレにしかない」等の場面で、女性は「女性の家事や育児の負担が大きい」、「職場での給与や業務格差」等の場面でジェンダーギャップを感じるという意見が多く見受けられた
・子育て中の女性の9割以上、子育て中の男性の約8割が「子供のいる女性がキャリアを形成しにくい」と答え、まだ社会として女性のキャリアの整備が必要だと考える人が多い結果に
・男性の育休がキャリアにとってマイナスだと感じる人は男性、女性共に7割を超え、女性の育休がキャリアにとってマイナスだと感じる方は男性、女性共に6割を超えた
・一方で自身のキャリアについて考える時間を取れる人については、子供がいる男性で78%、女性で46%となり男女で大きく差が開いた結果となった

総評

今回行った調査では男女共に「育児休業」の取得がキャリアにマイナスの影響を与えるイメージがまだまだ根強いこと、また実態として子供がいる男女の中では、女性は男性よりも自分のキャリアと向き合う時間が少ないことが明らかになりました。

育児休業を取ることで、キャリアにマイナス影響が無いことはもちろん、むしろプラスに働くことも可能になる社会デザインを進めることで、実態としてマイナス影響を無くすこと、また先入観として存在する「マイナスイメージ」の払拭を推し進めていく必要があると考えています。また、「男性の育休取得の義務化」などを通じて、より男性が育児を担うことが当たり前の社会にしていくことで、子供がいる女性と男性がより平等にキャリアと向き合える環境づくりも推進していく必要があります。

株式会社Timersでは、「Fammママ専用スクール」のサービス提供や、自社の働き方の制度設計、継続した調査や情報発信を通じて、より一層これからの時代にあった新しい社会づくりに寄与してまいります。

調査結果

子育て中の男性の7割、女性の8割が男女の違いにより生じる様々な格差を感じていました。
その中で7割以上の男女が、自分が不平等に扱われていると感じていました。

ジェンダーギャップを感じる場面としては、男性は「職場(81.1%)」、「家庭(8.4%)」が上位を占め、一方女性は「職場(50%)」、「家庭(27.8%)」、「親族・親戚との交流時(16.2%)」が上位を占めました。
 

個別回答では、男性は「育休や、子供が病気の際の有給の取りにくさ」、「女性の家事や育児の負担が大きい」、「おむつ台が女性用トイレにしかない」等の場面でジェンダーギャップを感じるという意見が多く、女性は「女性の家事や育児の負担が大きい」、「職場での給与や業務格差」等の意見が見受けられました。

また昨今女性活躍や、男性の育児休業の取得を推進する動きが活発になっていますが、男性の育休がキャリアにとってマイナスだと感じる方は男性、女性共に7割を超え、女性の育休がキャリアにとってマイナスだと感じる方は男性、女性共に6割を超えました。
92.6%の女性と78.8%の男性が「子供のいる女性がキャリアを形成しにくい」と答え、まだ社会として女性のキャリアの整備が必要だと考える人が多い結果となりました。

一方で男性と女性が1日の中で自身のキャリアについて考える時間は「ない」と答えたのは男性が22.1%、女性が54.1%と女性が倍以上の結果となり男女で大きく差が開いた結果となりました。

 

ページ上部へ戻る