求人媒体おすすめ20選|比較ポイントと採用につなげる活用法を解説
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採用難が続く中、母集団形成のために求人媒体を比較・検討する重要性が高まっています。しかし求人媒体が多様化し、選択基準に迷う方もいるのではないでしょうか。
自社に合った求人媒体を選ぶことで、求める人材を獲得し、採用活動を効率化できます。
本記事では求人媒体を比較するポイントとおすすめ求人媒体、採用につなげる媒体活用方法を解説します。
この記事でわかること
- おすすめの求人媒体と比較ポイント
- 求人媒体の選び方と活用のコツ
- 採用アウトソーシングならFammAIリクルーティングがおすすめ
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求人媒体とは
求人媒体とは、人材募集を行う企業が求める人物像や業務内容などを掲載し、求職者の応募を受け付けるメディアや仕組みのことです。企業が募集要件などの求人情報を媒体に掲載し、求職者とのマッチングを図る目的で使われます。
人材紹介やSNS、オウンドメディア、リファラル、転職フェアなど、他の採用方法と比べ、幅広い求職者層に効率よく求人情報を伝えやすい点が特徴です。
なお、求人媒体には以下の種類があり、募集する人数や役職、人材像によって適切な媒体が異なる場合があります。
- 求人サイト(求人広告媒体)
- 総合転職エージェント
- ダイレクトリクルーティング
- 求人検索エンジン
自社に合った求人媒体を選ぶことで、求める人材を獲得し、採用活動を効率化できます。
おすすめの求人媒体20選
ここでは求人媒体を20種類ご紹介します。媒体やタイプごとに特徴があるので、自社の目的に合う媒体選びの参考にしてください。
【求人サイト】
- マイナビ転職
- エン転職
- doda
- type
- イーキャリア
- 女の転職type
- 日経転職版
- Re就活(リカツ)
- PROSEEK
【ダイレクトリクルーティング】
- エン転職ダイレクト
- Green
- Wantedly
- BizReach
- dodaダイレクト
【求人検索エンジン】
- Indeed
- Indeed PLUS
- 求人ボックス
- スタンバイ
【ITエンジニア特化サイト】
- offers
- paiza
求人サイト
始めに、求人サイトを9つ紹介します。
マイナビ転職
マイナビ転職は、会員数832万人以上の業界最大級の求人サイトです。
業種・業態・会社規模を問わず幅広い求人を掲載し、地方のUIターン求人にも強いことが特徴です。また「マイナビ転職グローバル」「マイナビ転職エンジニア求人サーチ【ものづくり】【IT】」など、業種や分野別に特化した転職サイトも併設されています。
新規登録者の70%が35歳以下であり、3カ月以内に転職したい転職アクティブ層が69%を占めるため、第二新卒など若手人材のポテンシャル採用や早期採用をしたい企業におすすめです。
転職応募管理システムの豊富な機能にも強みがあり、ビッグデータを活用したレコメンド機能やスカウト会員の自動推薦機能、応募者の「気になる(リアクション)」にすぐメッセージを送れる機能などが充実しています。
全国約50カ所・100回以上の大規模な転職フェアでは、出展企業に対する充実したサポートを得られるので、母集団形成に役立ちます。
エン転職
エン転職は、会員数が1,100万人を超え、毎月7万人以上の新規登録がある求人サイトです。
スマートフォンでの使い勝手が好評で、口コミ機能の標準装備などにより若手求職者の支持を集めていることが特徴です。実際、幅広い求職者層が登録する中、35歳以下の若手層だけで全会員の66.1%を占めています。
さらに、企業情報を「正直に」求職者に提示し、入社後のミスマッチ防止につなげていることも特徴的です。「エンゲージ 会社の評判」と連携し、従業員の口コミを見えるようにしたほか、従業員口コミに対する企業返信も行い、口コミを気にする若手求職者の人気を集めています。
また、アプリにはカレンダー機能も搭載し、求職者が手軽に応募できるように設計されている点も魅力です。
求人広告では、求人専門ディレクターと求人専門のコピーライターにより、自社の魅力を効果的にアピールしてくれるため、自社で原稿を書くリソースを割けない企業にもおすすめです。
- 運営会社:エン・ジャパン株式会社
- 料金:要問い合わせ
doda
dodaは、会員数約888万人のハイクラス人材や専門職の採用に強い求人サイトです。
利用者層は20代~30代半ばまでの若手と中堅者層が充実していることが特徴で、35歳未満の新規登録者数は66.1%を占めています。
運営会社が人材紹介サービスも実施しているため、人材紹介の利用者層にもアプローチできる点が同サイトの強みです。人材紹介にはハイスキルな経験者層が豊富なため、即戦力人材や専門職種の獲得に適しています。
さらに「doda転職フェアオンライン」や「dodaダイレクト」「doda転職フェア オンライン」などの系列サービスと併用が可能です。内定までのスピードが速い転職フェアは、早期に採用したい企業におすすめです。
エンジニア転職に特化した「dodaエンジニア」も併設しているなど、業種別の求人サイトにも求人を掲載できるため、職種でサイトを分けずにターゲットを絞った採用活動が可能です。
- 運営会社:パーソルキャリア株式会社
- 料金:サービスにより10~180万円
type
typeは、エンジニアや営業職を中心に幅広い業種の求人を掲載する大手求人サイトです。
会員数412万人のうち、20代~30代の若手層が82%を占めていることと、転職を具体的に考えているアクティブ会員が多いことが同サイトの強みです。
1回で2職種の求人を掲載でき、申し込みから最短8営業日で求人を掲載できるスピード感が同サービスの特徴です。また、エンジニア、営業職のカテゴリーが別途設けられており、求職者が職種を絞って検索できるため、採用側との認識の齟齬が減ることが期待できます。
また、登録者の行動をもとに対象者を検索し、高精度のダイレクトスカウトを送れるため、ハイスペックな経験者を採用したい場合にも役立ちます。
typeでは一日平均1,400名以上が来場するエンジニア職転職フェアも開催しており、1企業当たりの1日平均面談実績は50名以上にも上ります。来場者には直接スカウトメールも送れるため、出展すれば良好な母集団形成につなげられるでしょう。
- 運営会社:株式会社キャリアデザインセンター
- 料金:type-D(掲載順位4位・いいね100通)35万円~type-A(掲載順位1位・スカウトメール200名・いいね400通)100万円
イーキャリア
イーキャリアは、ITエンジニアやゲーム系、クリエイター職種に強い転職サイトです。
求職者は会員登録不要でSNSアカウントから閲覧でき、気軽に応募できることと、求職者の成果物を添付する機能があり、採用者側が求職者の保有スキルを把握できることが特徴です。
4週間10万円換算とコストパフォーマンスが高く、1プランで3原稿まで掲載できることから、複数職種を同時に募集したい場合に適しています。掲載内容の修正や入れ替えに追加料金がかからない点も魅力です。
また、最短1営業日で求人を掲載できるため、急な退職で人材を補填したい場合や、競合より1日でも早く求人を出したい場合にもおすすめです。今すぐ転職したいアクティブ層の求職者が60%を占めるため、特定のプロジェクトにすぐ採用したい場合に活用できます。
- 運営会社:SBヒューマンキャピタル株式会社
- 料金:スカウトメール標準搭載40万円~最上位表示85万円
女の転職type
女の転職typeは、会員数212万人超の女性向け求人サイトです。
コスメや美容、アパレル系に強く、営業職やエンジニア採用の専門サイトも設けられています。ユーザーの多くが正社員・契約社員として長く働きたい女性であり、約80%が20代・30代のため、モチベーションの高い若手人材にアプローチしたい企業におすすめです。
自社の魅力を発信する掲載広告は同社専属のライターが作成し、修正には回数問わず無料で対応してくれるため、自社の魅力を最大限引き出し求職者にアピールできます。
また登録者情報も、資格情報や自己PR欄などのレジュメ情報が充実しているため、一般的な求人サイトと比べ保有スキルや人格を把握しやすいといえます。アプリには面接日時のリマインドや面接可能日登録機能などがあり、面接のドタキャンを防ぎやすいことも魅力です。
さらに来場者数1日平均1,500名、1企業当たり60名の平均面談者数の集客力を誇る女性向け転職イベントも開催しているので、出展し求職者に直接アプローチすることも可能です。
- 運営会社:株式会社キャリアデザインセンター
- 料金:基本プラン(4週間2原稿)25万~90万円
日経転職版
日経転職版は、日経電子版の紙面と連動して訴求する求人サイトです。
ユーザーは約1,100万人の日経ID会員であり、ビジネス中核層の20代~40代を中心に、上は経営層までの幅広いハイスペックなデータベースを保有していることが強みです。実際に会員データの半数近くが主任・係長以上の役職者で占められているため、役職者採用に適しています。
若手層もビジネス意欲の高い日経メディア読者のため、他サイトではアクセス困難な、次世代リーダーを目指すユーザー層へアプローチできる可能性が高いです。
オプションで訴求力の高い4種類のスカウトを使い分けられることも同サイトの魅力です。具体的には通常のスカウトと、希少価値の高い「ゴールドスカウト」、設定条件に合致した登録者に自動配信される「自動スカウト」、お互いの理解を深められる「カジュアル面談スカウト」の4種類を、ターゲットに合わせて使い分けられます。
企業のインタビューページを対象属性の求職者にメールで紹介するサービス(プレミアムレポート)もあるため、ターゲットに自社を深く印象付けることも可能です。
- 運営会社:株式会社 日経HR
- 料金:4週間3職種30万円~24週間5職種160万円
Re就活(リシュウカツ)
Re就活(リシュウカツ)は、会員数260万人規模の20代求職者に特化した求人サイトです。
登録者のうち20代が93.3%、初めての転職をする登録者が75.2%を占めるため、第二新卒やヤングキャリアなど、新卒同様のポテンシャルを持つ人材を獲得できる可能性が高いです。
求人の掲載内容や選考フロー設計まで、同サイトのカスタマーサクセス担当者が支援してくれるため、20代採用のノウハウが不足している企業でも安心して依頼できます。
また、若手求職者とのカルチャーフィットを確認するための「カジュアル面談」機能が充実していることも同サイトの魅力です。
さらに定期的な転職セミナー「転職博」やダイレクトリクルーティングイベント「転職サポートmeeting」など、求職者と直接面談する機会が多く設けられていることも同サイトを活用するメリットです。
PROSEEK
PROSEEKは、長年中小企業と求職者の橋渡しをしてきた歴史のある求人サイトです。
対面職種に強く、医療や福祉、介護、保育の専門サイトのほか、女性向け求人サイトも設置しています。求人ボックスやindeed、Googleしごと検索など8種類のポータルサイトとも連携しているため、より幅広い求職者へ訴求が可能です。
正社員からアルバイトまで、多様な雇用形態と最大10職種の求人を広告掲載費0円で長期間掲載でき、原稿の修正・追加も無料で行えることも魅力です。
また掲載順位が更新・新着順のため、求人情報を更新することで上位表示できることと、追加料金なしでスカウトメールを利用できることも同サイトの魅力です。
契約プランは以下の3種類から選択できます。
- 採用課金型:入社が決定した場合に費用が発生
- 応募課金型:応募完了時に費用が発生
- 人材紹介型:成功報酬型
例えば、常時採用活動を行いたい場合は「応募課金型」、採用活動にリソースを割けない企業は」人材紹介型」を活用するとよいでしょう。
- 運営会社:株式会社ウィルエージェンシー
- 料金:初期費用・掲載費用無料、人材紹介型は成功報酬として想定年収の30%(3カ月以内の退職で50%返金、採用課金型・応募課金型は要問い合わせ)
ダイレクトリクルーティング
続いて、ダイレクトリクルーティングタイプの媒体を5つ紹介します。
エン転職ダイレクト
エン転職ダイレクトは、業界最大級の413万人の人材データベースを持つダイレクトリクルーティングサービスです。
職種経験5年以上の会員比率が53%を占めることが特徴で、ハイスキルな即戦力人材と出会える確率が高いといえます。
管理画面の人材検索から直接データベースへアクセスし、その場でスカウトできることが同サービスの魅力です。スカウトの特典として「一次面接免除」「いきなり社長面接」「出張面接」などが求職者に表示されるため、開封率や返信率が高まることが期待できます。
また、採用活動に専任のカスタマーサクセスのサポートを受けられるため、初めてダイレクトリクルーティングを使う場合も安心です。なお、同サービスの求人票は非公開求人となるため、募集を社内外に知られたくない場合にも適しています。
料金は成果報酬ではなくスカウトの数に応じて設定されています。かかるのは採用人数によらず人材データベースの利用料のみであるため、採用が多いほどコストパフォーマンスを高めることが可能です。
- 運営会社:エン・ジャパン株式会社
- 料金:スカウト3カ月400通 80万円~12カ月2,000通 330万円
Green
Greenは転職者の約60%を経験者が占める、Web業界に強いダイレクトリクルーティングメディアです。
エンジニアやデザイナー、営業職の登録が多く、マーケティングやバックオフィス系人材も充実しています。120万人超のアプローチ可能な人材のうち、IT・Web系人材が50%以上、25歳~39歳が70%の採用実績があることが強みです。
スカウトメールが1,000通まで無料で送付できることや、成功報酬が年収ベースでなく職種別に一律なことも同サービスの特徴です。求人掲載期間や求人数に制限がないため、自社の求める人材に出会えるまでコストを気にせず、じっくり採用活動を続けたい場合に適しています。
また、自社の代表や従業員のインタビューを掲載する企業紹介ページは、プロのライターとフォトグラファーが担当してくれるため、自社の魅力を最大限に引き出せることもメリットです。
- 運営会社:株式会社アトラエ
- 料金:成功報酬型(職種別に一律60〜120万円)
Wantedly
Wantedlyは、求人サイト・ダイレクトリクルーティング・オウンドメディアの3つの機能を兼ね備え、主に20代半ば~30代に支持されている求人媒体です。
同サイトでは新卒・インターン から 中途・副業採用 まで、職種を問わず、公開本数の制限なく募集できます。
他サイトと異なる特徴は、企業の掲載した「想い」「価値観」に共感する人材を集められる点です。一般的な求人媒体に記載される給与や福利厚生が記載されない分、価値観ややりがい重視の若手人材に閲覧されやすい傾向にあります。
そのため、雇用条件や企業の知名度、予算に左右されにくく、文化的なミスマッチが起きにくいといえます。
フォーマット入力で企業ページを容易に作成でき、SNSや検索エンジンからの流入が見込める採用ページとして活用できることも魅力です。トライアル期間中でも最大5つの募集を作成でき、応募者5名まではメッセージのやり取りが無料で行えます。
なお、ブログ形式ページにオフィス紹介や従業員インタビューなどのコンテンツを掲載すれば、自社の採用オウンドメディアとしても活用できます。
- 運営会社:ウォンテッドリー株式会社
- 料金:要問い合わせ
BizReach
BizReachは審査を通過した求職者のみが登録する、キャリア層に特化したダイレクトリクルーティングサイトです。
登録者数247万人以上に及ぶ全国の多様な業種・職種の人材データベースから、希望する条件で直接探せます。登録者はすべて厳しい審査を通過しているため、ハイスペックの即戦力人材にのみアプローチできることが同サービスの魅力です。
経営幹部や管理職など、次世代リーダーや専門職などの即戦力人材が豊富で、今すぐ転職を考えていない潜在層にまでアプローチできます。また、採用に成功した企業の47%が従業員数100名以下であることから、企業の規模や知名度を問わず採用に結びつきやすいサービスといえそうです。
スカウトだけでなく求人の掲載や、候補者に対する求人案内も運営側に依頼できます。
サポート体制の手厚さも同サービスの魅力で、スカウト文面から面接のノウハウ、人材の要件定義までサポートを受けられるため、スカウト採用が初めての企業でも安心です。
dodaダイレクト
dodaダイレクトは、幅広い業種・職種・年代の人材データベースを持つ会員数373万人規模のダイレクトリクルーティングサービスです。
工数を削減するさまざまな機能を搭載した、使いやすいダッシュボードが特徴で、レジュメ確認や転職希望者選定が一目でチェックできるサポート機能には定評があります。実際に「原稿やメッセージの作成が容易」「ターゲットの抽出がしやすい」とのレビューが見られます。
配属予定先の現場担当者のアカウントも無料で作成できるため、人材検索やスカウト配信を現場に一任するなど、人事と現場が連携して採用活動を進めやすいこともポイントです。
さらに、求職者のログイン日や他社から受けたスカウトメールの数、選考状況などがわかるため、候補者検索の条件を絞り込みやすいこともメリットです。
料金プランは初期費用不要の月額費用・成功報酬型と、初期費用のみの定額プランから選択が可能です。月額費用・成功報酬型の場合、ハイクラス人材サービス「doda X」のデータベースにもスカウト対象を広げられます。
同サービスでは、専属のカスタマーサクセスによる伴走サポートも受けられるため、安心して依頼できます。
- 運営会社:パーソルキャリア株式会社
- 料金:要問い合わせ
求人検索サイト
ここからは求人検索サイトを4つ紹介します。
Indeed
Indeedは、月間アクセス数2,000万人以上のユーザー数トップクラスの求人検索サービスです。求職者が「職種×勤務地」で検索をかけると、該当する求人が表示される仕組みです。
求人情報はIndeed側で自動的にクローリングされ掲載される方法と、Indeedに直接投稿して掲載する方法とがあります。
求人掲載費用は無料ですが、「スポンサー求人(有料オプション)」を設定しクリック課金型の運用型広告方式とすることで、より上位の表示が期待できます。
いずれの場合も採用成功報酬や掲載費は発生せず、掲載中の原稿の修正も無料で行えます。また、募集目的や期間、予算に合わせた掲載プランを自由に作成できるため、広告運用に成功すればより高い費用対効果が期待できます。
ただし登録社数が膨大なため、自社の上位表示が困難になりやすい点はデメリットといえそうです。そのため、Indeedの活用は以下のケースに適しているといえます。
- 他媒体との併用
- 競合しにくい職種の募集
- 複数の募集を掲載したい場合
- 広い求職者層に届けたい場合
- 地方での採用
- 運営会社:Indeed Japan 株式会社
- 料金:クリック単価×クリック数で計算
Indeed PLUS
Indeed PLUSは、世界トップクラスの求人サイトIndeedをベースに、より多くの求職者に効率良く求人情報を届けるための求人配信・検索プラットフォームです。
同サイトに掲載すると、リクナビNEXTやタウンワーク、とらばーゆなど連携したリクルート系求人サイトにも掲載される可能性があるため、幅広い層の求職者へアプローチできます。
さらにIndeed PLUSの連携サイトは随時追加される予定のため、優秀な人材を獲得するチャンスが今後も広がる見込みです。
また、求人が掲載されるサイトはIndeed PLUS側で最適化されるため、自社で掲載サイトを選択する必要はありません。なお、各サイトでの応募状況や進捗管理などは、管理画面で一括管理が可能です。
料金体系はIndeedと同様、クリック課金制のため、費用を抑えて露出を増やしたい企業におすすめです。
- 運営会社:Indeed Japan 株式会社
- 料金:クリック単価×クリック数で計算
求人ボックス
求人ボックスは、リクナビNEXTやdodaなどの求人サイトから企業の採用オウンドメディアなどの求人情報まで、求職者が求人情報をまとめて検索できる検索サイトです。
月間ユーザー数は1,000万人にも及び、全国の20代後半から40代前半までを中心に、第二新卒やシニアまで幅広い層の人材が登録されています。多彩な職種とパートやアルバイト、在宅ワーカーまで幅広い雇用形態に対応できることも同プラットフォームの特徴です
企業はメールアドレス一つでサイトに登録でき、企業ページもフォーマットに従い入力するだけで簡単に作成できます。最短で当日中に求人を公開できるので、早急な募集をしたい場合におすすめです。
求人を掲載するだけなら料金は初期費用、掲載費用、成果報酬のいずれも無料で、写真の追加や編集、複製、修正も料金がかかりません。自社の求人広告を上位表示させたい場合には、クリック課金制の有料プランも選択でき、予算に応じて自動運用機能も利用できます。
- 運営会社:株式会社カカクコム
- 料金:クリック課金制 1クリック25円~
スタンバイ
スタンバイは、LINEヤフーとビズリーチが共同で運営する求人検索エンジンで、700万人以上のユーザーが利用しています。
プラットフォームでは正社員のほかアルバイトやパート、派遣、業務委託の募集にも対応しています。Yahoo! JAPANにスタンバイへの導線が設置されているだけでなく、検索上位に求人を表示する「広告枠(クリック課金型)」を活用することで、より幅広い年代や職種の求職者へアプローチが可能です。
アカウントを作成すればすぐに求人を掲載でき、求人票を新たに作成する必要はありません。また、掲載期間の定めもなく任意で停止や終了ができることと、採用状況によって求人票を無料・有料を容易に切り替えられることも魅力です。
掲載の相談や求人の掲載時、採用時の成功報酬は無料で、求人閲覧時のクリック課金のみの料金がかかります。なお、無料掲載と広告枠のセットで申し込むことが必要です。
- 運営会社:株式会社スタンバイ
- 料金:20円~/1クリック(雇用形態により異なる)
ITエンジニア特化
最後に、ITエンジニアの採用に特化した求人媒体を2つ紹介します。
offers
offersは、ハイクラスのエンジニアやデザイナーに特化したダイレクトリクルーティングサービスです。
正社員から副業人材、スポットまであらゆる雇用形態で経験豊富なエンジニア人材の採用に同サービスが活用されています。25,000人以上の登録ユーザーのうち、45%が経験年数3年以上のハイクラス人材のため、即戦力の人材と出会える可能性があります。
また、雇用形態を問わないため、潜在転職層へのアプローチにも活用可能です。アクティブユーザーが多く、スカウトの返信率が約20%と高水準のため、プロジェクト要員を早急に補充したい場合におすすめです。
顧客企業のプロジェクト早期稼働のために、正社員登用を見据えての業務委託採用を推奨しているため、最短4日のスピード採用も可能です。業務委託での採用はミスマッチ防止にも一役買っています。
またサイト機能のアップデートが頻繁に行われ、常時使い勝手が改善されているため、今後より採用工数が削減される見込みです。
- 運営会社:株式会社overflow
- 料金:要問い合わせ
paiza転職
paiza転職は、登録者数78万人の国内最大級エンジニア転職サイトです。
独自のプログラミングスキルチェックシステムを持ち、応募者の開発スキルを以下の5段階でランク付け・可視化できることが特徴です。
技術ランク
詳細
Sランク
検索エンジン・データ解析、大規模データ管理などの開発・運用レベル
Aランク
アルゴリズムを理解した、大規模システム・Webアプリケーションの設計・開発レベル
Bランク
小規模~中規模業務システム・Webアプリケーションの開発・保守運用レベル
Cランク
コーディングの基本スキル、既存コード修正レベル
企業は応募者をコードで評価できるため、スキルレベルを明確に把握でき、自社の要件に合致した人材だけにアプローチできます。
採用フローについては、paizaサポートチームが自社の採用要件をヒアリングし、求人票の作成や要件に合致した求職者をリストアップしてくれます。基本的に面接以外の採用フローはpaizaサポートチームが代行してくれるため、自社の採用リソースを節約したい企業におすすめです。
料金体系は初期費用と掲載料が無料で、内定者のスキルランクに応じた成功報酬(30%~)が生じます。
- 運営会社:paiza株式会社
- 料金:成功報酬30%~(内定者の技術ランクに応じて決定)
求人媒体活用における課題
求人媒体の利用において以下のような課題を抱えているために、十分な導入効果を得られていない企業が少なくありません。
- かけられるコストが限られる
- 露出や情報量が限られる
- 求人を掲載しても応募者が集まらない
- ターゲットに届く媒体を選択できていない
例えば、選択する媒体やプランにより自社求人情報の露出が不十分な場合は、コストパフォーマンスも下がってしまいます。また、ターゲットに届く媒体を選択できなければ、求人を掲載しても応募者が集まらず、母集団形成につながりません。
採用に上記のような課題を抱えている場合は、媒体の選択を見直すことも検討しましょう。次項から解説するメリットや選択のポイントを押さえ、適切な媒体を選ぶことが大切です。
求人媒体を活用する3つのメリット
求人媒体の活用で得られるメリットは以下のとおりです。
- 安価な掲載費用で募集できる
- 幅広い層から反響を得られる
- 企業から求職者へ直接アプローチできる
安価な掲載費用で募集できる
求人サイトや求人検索エンジンを利用すれば、他の採用手法と比べて費用を抑えた募集が可能です。
例えば人材紹介(エージェント)を利用する場合、成功報酬として採用者の理論年収の30%~35%ほどかかりますが、求人サイトであれば1カ月20万円前後から求人を掲載でき、採用人数にかかわらず料金が一律であることが一般的です。
また、ほとんどの求人媒体は採用ニーズに応じて料金プランをカスタマイズできるため、適切に選択すればコストパフォーマンスを高められます。
幅広い層から反響を得られる
求人媒体は幅広い求職者層から反響を得られることもメリットです。
人材紹介(エージェント)の場合は、紹介会社の担当者が求職者一人ひとりに個別にアプローチを行うため、多くの求職者に自社の求人情報を伝えることは困難です。しかし求人サイトでは不特定多数に情報を発信するため、一度の掲載でより多くの応募を得られます。
人材紹介やダイレクトリクルーティングと異なる求人媒体のもう一つのメリットは、まだ転職を具体的に検討していない潜在層にも自社の情報を届けられることです。転職サイトを閲覧する潜在層は転職に興味はあるので、アプローチ次第では転職に踏み切る可能性があります。
企業から求職者へ直接アプローチできる
求人媒体を活用すれば、企業から求職者へ直接アプローチすることも可能です。
オウンドメディアやSNSなどの採用手法では、閲覧者からの反響を待つプル型の採用活動しかできません。しかし求人サイトのスカウト機能を使えば、自社から働きかけるプッシュ型の活動が可能になります。
また、求人の掲載後自社の要件に合う応募者がいなかった場合や、応募者が少なかった場合でも、スカウトメールで見込み求職者へアプローチすれば応募者の獲得へつなげることが可能です。
求人媒体の活用が適する企業
先述した求人媒体活用の課題とメリットを踏まえると、以下の企業は求人媒体の活用が適しているといえます。
- 多くの人材を求めている企業
- 複数のエリアで同時募集したい企業
- 求人に高度な要件を設定しない企業
多くの人材を求めている企業
一度に大量募集をかけたい企業は求人媒体の活用が適しています。
マイナビキャリアリサーチLabの調査によると、求人媒体を通じて応募する求職者は64.1%と、採用手法の中で高い割合を占めていることがわかります。各媒体に数十万〜数百万人の求職者が登録しているため、媒体を活用することで母集団形成につなげることが可能です。
さらに、料金は採用人数によらず一定の求人掲載費用のみで、採用人数が多いほどコストパフォーマンスを高められるため、採用活動を効率化したい企業にも適しています。
複数のエリアで同時募集したい企業
同一職種を複数のエリアで募集したい場合も、求人媒体の活用が有効です。
求人媒体の掲載は1職種1求人が一般的なため、例えば複数拠点で募集する場合には、各エリアで募集をかけるよりも一つのメディアで同時募集するほうが、効率的な採用活動が可能です。
紹介した20種類の求人媒体には全国各地の登録者や閲覧者がいるため、新規拠点の立ち上げや地方拠点を強化する人員募集などに役立ちます。
求人に高度な要件を設定しない企業
募集要件に特定の資格や高度なスキルを設定しない求人の場合は、求人媒体による募集が適しています。
例えば一般事務職や営業職などの特殊な技能を求めない職種や、就職希望者が多い職種の募集を行う場合は、求人媒体を通じて募集を行うことで採用活動のコストと工数を抑えられます。
逆に採用の難易度の高い役職者や希少職種の経験者、特殊な資格の保有者を対象にする場合は、ヘッドハンティングや人材紹介を使うほうが適切です。
求人媒体を選択する4つのポイント
求人媒体を選択するポイントは以下の4つです。
- 自社の採用ターゲットと利用者層がマッチしているか
- 採用目的に適した課金形式になっているか
- 採用スケジュールに合わせられるか
- 自社の求めるサポートやオプションがあるか
自社の採用ターゲットと利用者層がマッチしているか
求人媒体選びにおいては、自社の採用ターゲットと利用者層がマッチした採用媒体かどうかが重要なポイントです。
先述した通り、職種に特化した媒体や地方に強い媒体など、媒体により利用者層や得意分野は異なります。求職者側は職種や募集エリアなど、希望条件に合わせて媒体を選ぶ傾向にあるため、採用側が適切な媒体を選んでいないと、自社の求めるターゲット層が少なく想定した反響を得られない可能性があります。
そのため、自社の要件に合う求職者が多く在籍する媒体を選択することが大切です。
採用目的に適した課金形式になっているか
自社の採用目的や方式に適した課金形式であることも、媒体を選択する重要なポイントです。媒体によって課金形式は異なり、以下のいずれかの形式を取ることが一般的です。
- 掲載料金制:求人広告の掲載に対する料金
- 定額制:月額制など、一定の料金
- 成果報酬制:人材採用に成功した時点で発生する料金
- クリック課金制:クリックされた時点で発生する料金
コストを抑えて大量募集をかけたいのか、特定の要件を満たした人材をピンポイントに獲得したいのか、自社の採用目的に応じてコストパフォーマンスの良い方法を選びましょう。
採用スケジュールに合わせられるか
募集にかかる時間を自社の採用スケジュールに合わせられるかどうかも、媒体を選ぶ選択基準の一つです。
募集開始から採用までにかかる期間は媒体により異なります。求人掲載の速い媒体や、スピーディーな採用につなげやすい媒体がある一方で、求職者の選別に時間をかける媒体もあり、一概にどちらが良いとは言えません。
時間がかかる媒体には人材の質をじっくり見極められる利点があるため、採用するポジションによっては長期型の媒体を活用し、人選にかかる時間を見越したスケジュールを組むほうが良い場合もあります。一方、スピード採用が必要な場合は、短期型の媒体を選択するほことが必要です。
自社の求めるサポートやオプションがあるか
自社の求めるサポートやオプションがあるかどうかも、媒体選びの重要な要素です。
サポート内容やサービスは提供会社により異なります。媒体選びにおいては、自社の目的に合わせて以下のポイントをチェックすることをおすすめします。
- スカウトメール機能の有無と使い勝手
- 原稿修正の可否
- 企業紹介ページのレイアウト設計の自由度
- 上位表示サポートの有無
- 系列サービス(人材紹介など)との連携
媒体によっては面接のドタキャン防止機能のような、プラスαの機能を設置している場合もあるので、媒体ごとに搭載機能をチェックしましょう。なお、オプションサービスを利用する場合は、追加料金が発生しないかどうかの確認も必要です。
求人媒体の効果を高める3つのコツ
最後に、求人媒体の活用効果を高めるコツを3つ紹介します。
- 採用ターゲットを明確化する
- 企業文化や社風をアピールする
- 入社日から逆算して掲載期間を決定する
採用ターゲットを明確化する
求人媒体の効果を高めるためには、採用ターゲット像(ペルソナ)を明確にしておくことが重要です。
募集要件やターゲットによって選ぶべき媒体は異なるため、採用ターゲット像が明確でないと適切な媒体を選択できず、期待する効果を得られません。求職者に響くメッセージを作成するためにも、解析度の高い人物像(ペルソナ)の設定が不可欠です。
媒体を選ぶ前に、募集する職種と雇用形態、新卒・中途採用、求める人材の経験や年齢、資格、人物像など、ターゲット像を言語化しておくことで、求人媒体の導入効果を最大化できます。
企業文化や社風をアピールする
求人媒体の効果を高めるためには、求人原稿で企業文化や社風など、自社の魅力を最大限にアピールすることも大切です。
求人広告に以下の情報があると、求職者が社内の様子や就職後の仕事をイメージしやすくなります。
- 企業文化や社風、企業のストーリー
- 社内の雰囲気や仕事風景
- 先輩のインタビュー・メッセージ
- 募集の詳細情報
- 入社後の想定キャリアパス など
上記を踏まえてあらかじめ定めたターゲットに刺さる内容を考慮し、自社の魅力が伝わる原稿を作成しましょう。なお、仕事の良い面ばかりでなく厳しい面も伝えておくことで、入社後のミスマッチ防止にもつながります。
入社日から逆算して掲載期間を決定する
求人広告の掲載期間は入社日から逆算して決定することが大切です。
採用活動におけるタスクの期限が明確になることで、余裕を持って採用要件に合致した媒体を検討できます。まず、募集開始から入社までのスケジュールを以下のように遡って、採用活動の計画を立案しましょう。
- 入社当日
- 入社準備の期間
- 面接・書類選考の期間
- 応募締切
- 求人掲載の期間
- 求人掲載の申し込み
「いつまでに採用しなければならないか」を把握したら、各工程に必要な日数を算出し、遅延が生じないよう計画して媒体を選択し、契約します。
なお新卒採用の場合は、競合も同じ時期に一斉に募集を開始するため、採用活動に出遅れて優秀な人材を取り逃がさないよう注意が必要です。
求人媒体を適切に比較・選択し採用の確度を高めよう
求人媒体は企業の効果的な採用活動をサポートします。自社の採用要件に合わせて媒体を適切に選択すれば、採用のコストや工数を抑えながら採用確度を高めることも可能です。
求人媒体の効果を最大化するためには、求人広告やスカウト文面のブラッシュアップやターゲットの絞り込み、スケジュールを意識した採用業務の効率化が不可欠です。
なお採用プロセスを最適化したい方には、Fammアシスタントオンラインがおすすめです。
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