採用コストとは|平均相場と効果的な削減方法など徹底解説

人事・採用

採用コストとは、企業の採用活動全体で発生した費用の総額です。

人材採用の競争が激化する中、採用コストの上昇が企業の課題となっています。

そこで本記事では、採用にかかるコストの詳細から効率的な採用手法、コスト削減の具体策まで、人事担当者が知っておくべき情報を網羅的に解説します。

採用コスト削減に悩む人事担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • 採用にかかる具体的なコストと相場感がわかる
  • 採用コストを効率的に削減できる具体的な方法がわかる
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採用コストとは

採用コストは、企業の採用活動において発生する費用の総額を指します。

内部コストと外部コストの2種類に大別され、求人広告費や人材紹介料といった外部支出だけでなく、採用担当者の人件費や面接にかかる時間など、社内で発生する費用があります。

採用コストを適切に管理することで、コスト削減だけを追求するのではなく、質の高い人材の確保につながります。

内部コストと外部コストとは

採用コストには、社内で発生する「内部コスト」と社外に支払う「外部コスト」の2つがあります

内部コスト

内部コストとは、採用活動に直接関わる従業員の人件費、面接に来た応募者への交通費支給、または面接会場利用費用などです。

内部コストは、企業内部で発生するため、効率的な業務プロセスの設計や選考フローの見直しによって削減が可能です。

外部コスト

外部コストは、求人広告の掲載費や人材紹介会社への成功報酬、企業説明会や採用イベントの開催費用など、外部のリソースを活用するために必要な支出を指します。

外部コストは、採用活動において大きな割合を占めやすいため、効果的なメディア選定やサービスの見直しが、有効な削減策となります。

採用コストと採用単価の違い

採用コストは、企業の採用活動全体で発生する費用の総額を指し、採用単価は一人当たりの採用費用を意味します。

具体的には、採用コストは内部コストと外部コストを合算した総額であり、採用単価はその総額を採用人数で割った金額です。

採用コストの適正化には、この2つの指標を使い分けることが重要です。

例えば、複数名の採用を計画する場合、採用コストの総額は大きくなりますが、採用単価で見ると効率的な採用活動が実現できているケースもあります。

また、採用単価を指標とすることで、前年度との比較や他社とのベンチマークが容易になり、自社の採用活動の効率性を正確に把握できます。

一人当たりの採用コスト計算方法とは

一人あたりの採用コストの計算方法は、採用活動全体で発生した費用の総額を採用人数で割ることで算出できます。

(外部コスト+内部コスト)÷採用人数=一人当たりの採用コスト

外部コストには求人媒体の掲載費用、人材紹介会社への成功報酬、採用管理システムの利用料などが含まれます。

内部コストには採用担当者の人件費、応募者への交通費支給、社内での採用イベント費用などが該当します。

例えば、求人媒体費50万円と人材紹介費100万円の外部コストに加え、採用担当者の人件費30万円と面接会場費20万円の内部コストがかかり、5名を採用した場合の計算は次のようになります。

(外部コスト150万円+内部コスト50万円)÷5名=一人当たりの採用コスト40万円

この計算式を活用することで、企業は採用活動の効率や無駄を可視化でき、必要なコストと適正な採用単価を見極めることができます。

採用コスト平均相場

採用活動には多種多様な費用がかかるため、平均的な採用コストを知ることは、適切な予算計画や効果的な採用戦略を立てるための重要な指標です。

以降では、新卒採用や中途採用、非正規社員の採用にかかる一人当たりの平均コストについて解説します。

正社員

正社員を採用する際のコストは、新卒採用と中途採用で差があります。

新卒採用

新卒採用では、インターンシップや採用活動そのものの広報が重要となり、1人当たりの採用コストは平均で約53.4万円とされています。

新卒採用の費用には、求人広告費、就職イベント参加費、内定者フォロー活動などの費用が必要です。

特に近年では、競争の激化に伴い、学生に魅力を伝えるための広告やPR施策に力を入れる企業が増加しています。

中途採用

一方、中途採用になると、コスト負担はさらに大きくなり、1人当たりの平均採用コストは約62.5万円と、新卒採用を上回ります

企業は即戦力となる人材を求めるため、専門性の高い人材紹介会社の利用や求人広告媒体への多額の投資が必要となるためです。

また、ターゲットに直接アプローチを行うダイレクトリクルーティングの活用も増えつつあります。

このように、正社員の採用では新卒採用と中途採用で異なる戦略が求められ、費用配分の優先度について慎重に検討する必要があります。

非正規社員(契約社員・アルバイト)

契約社員やアルバイトの採用コストは、正社員に比べて比較的低い傾向にありますが、採用手法や業種によって大きく変動します。

アルバイトやパートの一人当たりの平均採用コストは約5.1万円とされていますが、広告手法や地域、求めるスキルによってこの金額は上下します。

例えば、求人情報誌やチラシを利用する場合の平均コストは約7.7万円、インターネット求人サイトを活用する場合は約10.8万円、スカウトサービスを導入すると約44万円に達することもあります。

非正規社員の採用においても、適切な手法を選び、コストと採用効果のバランスを検討することが重要です。

採用コストが増加する5つの理由

採用コストが増加する背景には、いくつかの重要な要因が関わっています。

特に近年の市場動向や採用環境の大きな変化を考慮すると、以下の理由が挙げられます。

  • 人材獲得競争の激化
  • 採用活動の長期化
  • 採用手法の多様化
  • 採用担当者の業務量増加
  • 早期離職率の上昇

これらの要因が企業の採用コストにどのように影響を与えるのか、それぞれ詳しく解説します。

人材獲得競争の激化

近年、少子高齢化による労働人口の減少に加え、グローバル化の進展により、優秀な人材の選択肢は国内外に広がっています。

特にIT・通信業界やメーカーなどの専門性の高い職種では、企業間での人材獲得競争が激化しています。

この状況下で企業は、より魅力的な採用条件の提示や採用手法の多様化を余儀なくされている状況です。

例えば、採用説明会の開催回数を増やしたり、インターンシップを充実させたりと、採用活動の規模を拡大せざるを得ない企業が増えています。

また、有効求人倍率の上昇により、求職者が複数の内定を得やすい環境となり、内定辞退のリスクも高まっているのが実情です。

採用活動の長期化

近年、企業の採用スタイルが通年採用へとシフトし、従来の新卒一括採用や特定時期の中途採用から変化しています。

そのため、採用担当者の業務量が年間を通じて増加し、人件費などの内部コストが膨らんでいます

また、オンライン面接の普及により、求職者が多くの企業と接点を持つことが容易になりました。

これにより、企業は優秀な人材を獲得するために、より長期的かつ丁寧な採用プロセスを設ける必要が生じています。

例えば、複数回の面接やインターンシップの実施、入念な適性検査など、選考プロセスが複雑化し、時間がかかるようになってきています

このような採用活動の長期化は、採用コストの増加が起こる要因です。

採用手法の多様化

採用手法の多様化は、採用コスト増加の一因です。

近年、従来の求人広告や人材紹介会社の利用に加え、SNSを活用した採用やダイレクトリクルーティング、オウンドメディアの構築など、さまざまな手法が登場しました。

しかし、多くの企業が複数の手法を同時に採用したり、高額なプランを選択したりすることで、採用コストが膨らんでしまっています。

例えば、複数の求人サイトに同時に掲載したり、高機能な採用管理システムを導入したりすることで、予想以上のコストがかかります

また、それぞれの手法の効果を適切に測定せずに継続利用していると、不要なコストが積み重なる可能性もあるでしょう。

採用手法の多様化は、選択肢の増加と同時にコスト管理の難しさをもたらしています。

採用担当者の業務量増加

採用担当者の業務量増加は、採用コスト上昇の大きな要因の一つです。

近年、採用活動の複雑化と多様化により、担当者の役割が大幅に拡大しています。

従来の求人票作成や面接調整に加え、効果的な媒体選定や求人内容の継続的な見直し、SNSを活用した採用広報活動など、業務の幅が広がっているためです。

また、選考プロセスの複雑化も業務量増加に拍車をかけています。

企業文化とのマッチングを重視する傾向から、面接回数が増加し、1人の候補者にかける時間も長くなっています。

さらに、オンライン面接の導入により、新たなスキルや対応も必要になりました。

このような業務量の増加は、人件費の上昇を招き、採用コストを押し上げる要因です。

早期離職率の上昇

早期離職率の上昇は、採用コスト増加の重要な要因の一つです。

近年、入社後1年以内に退職する新入社員の割合が増加しており、これは企業にとって大きな課題となっています。

早期離職の主な原因は、入社前と入社後のギャップにあります。

例えば、業務内容や職場環境が想像と異なる、キャリアパスが不明確、企業文化に馴染めないなどが挙げられます。

また、内定辞退者の増加も問題です。

これは、求職者が複数の内定を得やすくなったことや企業と求職者のコミュニケーション不足が原因です。

これらの問題に対処するため、企業は追加の採用活動を行う必要があり、結果として採用コストが増加する要因を引き起こしています。

採用コストをかけるべき3つのポイント

採用活動を成功させるためには、何にコストをかけるべきかを見極めることが重要です。

すべてのプロセスに均等に予算を配分するのではなく、特に効果的なポイントに集中して投資することで、費用対効果を最大化できます。

以降では、採用コストをかけるべきシーンを以下の3つに分けて解説します。

  • 優秀な人材を確保したいとき
  • 人材定着させることで企業文化の醸成したいとき
  • 採用活動のROI(投資利益率)を向上させたいとき

それぞれのポイントについて、具体例を交えながら詳しく見ていきましょう。

優秀な人材を確保したいとき

優秀な人材を確保するためには、戦略的な採用コストの投資が重要です。

特に、採用担当者の人件費や面接官の工数といった内部コストを適切に配分することで、より深い人物評価や候補者とのコミュニケーションが可能になります。

さらに、自社の魅力を効果的に発信するための採用広報費用や採用管理システムの導入費用など、採用の質を高めるための投資も必要です。

ただし、単に広告費や人材紹介費用を増やすだけでは、必ずしも優秀な人材の確保にはつながりません。

重要なのは、採用ターゲットを明確にし、そのターゲットに最適な採用手法を選択することです。

例えば、高度なスキルを持つ専門職を採用する場合は、人材紹介会社の活用やダイレクトリクルーティングへの投資が効果的です。

採用コストは必要な投資として捉え、費用対効果を意識した戦略的な配分を心がけましょう。

人材定着させることで企業文化の醸成したいとき

企業文化の醸成は、組織の一体感や生産性向上に寄与する重要な要素です。

そのため、人材の定着を目的とした採用への投資は、長期的な経営視点で見た場合に非常に価値のある取り組みといえます。

定着率が高い企業では、社員が企業理念や価値観を深く共有し、日々の業務を通じて自然に企業文化が強化されていく傾向があるためです。

人材定着のための投資は、企業の競争力強化に不可欠な戦略的投資といえるでしょう。

採用活動のROI(投資利益率)を向上させたいとき

採用活動のROI(投資利益率)を向上させるためには、戦略的な採用コストの配分が重要です。

採用コストを単なる支出ではなく、企業価値を高めるための投資として捉え、データに基づいた効果測定と改善を継続的に行う必要があります

例えば、採用管理システムの導入により選考プロセスを効率化したり、採用広報に投資して質の高い応募者を増やしたりすることで、一人当たりの採用コストを最適化できます。

また、内定者フォローの充実や入社後の教育体制の整備により、早期離職を防ぎ、採用投資の効果を最大化することが可能です。

さらに、採用活動の各段階でKPIを設定し、応募者数、面接通過率、内定承諾率などのデータを分析することで、投資対効果の高い施策に重点的にコストを配分できます。

ROIを意識した採用投資は、持続的な成長の基盤となるでしょう

採用コストを削減する6つの方法

採用コストの削減は、多くの企業にとって重要な課題です。

無駄なコストを省きながらも質の高い人材を確保するためには、効果的な手法を理解し、それを戦略的に取り入れる必要があります。

そこで、効果的かつ効率的な採用コスト削減の方法について、以下の6つを紹介します。

  • 採用プロセスの自動化と効率化
  • 求人広告の最適化
  • オウンドメディアリクルーティングの活用
  • リファラル採用の導入
  • ダイレクトリクルーティングの活用
  • 採用代行サービスの活用

それぞれの施策がもたらす効果を理解し、最適な採用戦略を見つける参考にしてください。

採用プロセスの自動化と効率化

採用プロセスを自動化し効率化することは、採用コスト削減の有効な方法の一つです。

応募者管理ツール(ATS)やオンライン面接ツールを導入することで、手作業にかかる時間やヒューマンエラーを減らし、採用業務全体を効率化できます

また、応募者データの自動集計や面接スケジュールの共有・調整を活用することで、煩雑な業務をシステムに任せることができます。

採用担当者は応募者との質の高いコミュニケーションに集中でき、選考プロセスを短縮することが可能です。

さらに、採用フローのデジタル化によって収集したデータを活用すれば、選考過程の改善点を洗い出し、次回以降の採用活動の最適化にもつなげられます。

求人広告の最適化

採用活動で外部コストの大部分を占める求人広告費用を見直すことで、無駄な支出を抑えられます。

まず、自社に最適な求人媒体を選択することが重要です。

媒体によって特徴や費用が異なるため、採用ターゲットに合った媒体を慎重に選びましょう。

また、高額なプランやオプションを利用している場合、必要性を再確認し、下位プランへの切り替えを検討することも有効です。

さらに、広告内容自体の改善も欠かせません

求職者に刺さるキャッチコピーや明確な仕事内容を記載することで、応募率の向上が期待できます。

自社の魅力を的確に伝えることで、ミスマッチを防ぎ、採用プロセス全体の効率化にもつながります。

オウンドメディアリクルーティングの活用

オウンドメディアリクルーティングは、自社の採用サイトやSNSを活用して採用活動を展開する手法です。

採用サイトでは企業理念や事業内容、社員インタビュー、福利厚生などの情報を詳しく発信し、SNSでは日常的な企業の雰囲気や社員の声を共有することで、企業の魅力を立体的に伝えられます。

この手法の特徴は、外部の求人媒体に依存せず、自社で情報発信をコントロールできる点です。

初期の構築費用は必要ですが、運用は内製化できるため、長期的には採用コストの大幅な削減が可能です。

また、求職者の多くは応募前に企業のWebサイトやSNSをチェックする傾向にあるため、オウンドメディアの充実は応募者の質の向上にも寄与します。

リファラル採用の導入

リファラル採用は、自社の社員から知人や友人を紹介してもらう採用手法です。

求人広告費や人材紹介会社への成功報酬が不要なため、採用コストを大幅に削減できます。さらに、社員が企業の文化や仕事内容を事前に説明するため、入社後のミスマッチも防ぎやすい特徴があります。

リファラル採用を成功させるポイントは、紹介者へのインセンティブ制度の整備です。

入社実績に応じた報奨金の支給や表彰制度の導入などが一般的です。

また、紹介者の負担を軽減するため、紹介フォームの整備や紹介者向けの説明資料の作成も重要です。

定期的に制度の周知を図り、社内で活発な紹介活動が行われる環境を整えることで、継続的な採用手法として機能させることができます。

ダイレクトリクルーティングの活用

ダイレクトリクルーティングは、企業が候補者に直接アプローチする採用手法です。

スカウト型の採用活動を通じて、求めるスキル・経験を持つ候補者へのアプローチが可能となり、効率的に採用活動を進められる特徴があります。

ダイレクトリクルーティングの魅力は、求人広告や人材紹介会社を介さずに企業自身の手で採用活動を展開できることです。

利用する媒体やスカウトの送信数に応じてコストの調整が可能であり、従来の採用方法よりも外部コストを削減できるケースが多くあります。

また、ターゲットを絞ったスカウトを行うことで、採用確度の高い候補者を短期間で確保できる可能性が高まります。

一方で、候補者選定やスカウトメールの内容作成など、一定の内部リソースが必要となるため、ツールやデータを活用して効率的に運用することがポイントです。

採用代行サービスの活用

採用代行サービス(RPO:Recruitment Process Outsourcing)は、企業の採用活動全般を外部の専門チームに委託する手法です。

採用代行サービスは、採用活動の効率化を図るだけでなく、人件費や広告費などのコスト削減にもつながります。

採用代行サービスを利用すれば、求人広告の作成や応募者との連絡、面接スケジュールの調整、内定後のフォローまで採用プロセス全体を一括して任せることが可能です。

また、豊富な知識を持つ担当者がサポートするため、ターゲットに適した媒体の選定や効率的な選考フローの構築が期待できます。

特に、限られた社内リソースで採用活動を行う中小企業や急な採用ニーズに対応したい企業にとって採用代行サービスは有効な選択肢です。

ただし、導入の際はサービス内容や費用対効果を十分に検討し、自社の採用目標に適したパートナーを選ぶことが重要です。

採用コスト削減に成功した企業事例3選

採用コストの削減は多くの企業にとって重要な課題ですが、実際にどのように取り組めば良いのか悩む方も多いでしょう。

ここでは、採用コストの削減に成功した3つの企業事例を紹介します。

以下の3社の成功事例を詳しく見ていきましょう。

  • 株式会社八百鮮:SNSを活用した採用コスト70%削減
  • パスクリエイト株式会社:採用コスト89%削減の秘訣
  • リスタンダード株式会社:低予算で7名採用を実現

株式会社八百鮮:SNSを活用した採用コスト70%削減

大阪と愛知を拠点に八百屋を運営する株式会社八百鮮は、X(旧Twitter)とWantedlyを活用した採用戦略の見直しにより、採用コストの大幅な削減に成功しました。

従来は年間1,000万円の採用コストをかけていましたが、企業理念「日本に、鮮度を。」「八百屋を、日本一かっこよく。」を前面に打ち出した採用広報により、年間300万円まで削減を実現しました。

特にWantedlyのストーリー機能を活用し、社員のバックグラウンドや入社のきっかけを紹介する記事を定期的に発信することで、20代の若手人材からの応募が増加しています。

半年間で八百屋スタッフ4名と人事スタッフ1名の採用に成功し、採用の質も大幅に向上しました。

企業の魅力を効果的に発信することで、ビジョンに共感した優秀な人材の獲得につながっています。

パスクリエイト株式会社:採用コスト89%削減の秘訣

パスクリエイト株式会社は、妊活・妊娠・育活に関する商品販売とオウンドメディア運営を手がける企業です。

従来、年間600万円以上を人材紹介会社に費やしていましたが、採用戦略の転換により採用コストを89%削減することに成功しました。

同社は人材紹介会社依存から脱却し、Wantedlyやリファラル採用を活用した能動的な採用活動へ移行しています。

募集記事では、業務内容や条件といった基本情報に加え、働く環境や社員の人となりなど、企業文化が伝わる具体的な情報を発信しました。

カルチャーマッチを重視したこの取り組みにより、Webデザイナーやマーケター、エンジニアなど計10名の採用に成功しています。

また、90%以上と高いマッチング率を実現し、コスト削減と採用品質の両立を達成しています。

リスタンダード株式会社:低予算で7名採用を実現

アスリートのセカンドキャリア支援を手がけるリスタンダード株式会社は、一人当たりの採用予算を40万円以下に抑えながら、1年間で7名の採用に成功しています。

新卒採用・中途採用・紹介事業など、採用に関わるトータルプロモーション事業を展開する同社でしたが、当時は企業認知度が低く、従来型の求人媒体では大手企業の募集に埋もれてしまう課題を抱えていました。

そこで同社は、企業の知名度ではなく理念や価値観で人材とマッチングできるプラットフォームの活用を決断しました。

企業のミッションや事業を通じて実現したい未来について積極的に発信することで、予算の制約がある中でも優秀な人材の獲得に成功しています。

特に新卒採用では、アスリートの可能性を広げるという事業vision への共感を通じて、意欲の高い人材の採用を実現しました。

採用コスト削減に役立つサービス3選

採用コストの削減は多くの企業にとって重要な課題です。

しかし、コストを抑えつつ質の高い人材を確保することは容易ではありません。

そこで、効率的な採用活動を支援するサービスを活用することが一つの解決策となります。

ここでは、採用コストの削減に役立つ以下の3つのサービスを紹介します。

  • Fammアシスタントオンライン
  • torumon
  • まるごと人事

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12カ月プラン:78,000円/月

※料金はいずれも税抜き価格です。

※3カ月プラン、6カ月プランをご契約いただいた方には、プランの初月を40,000円で提供。次月以降は、各プランの金額で料金が発生します。

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