企業のSNS運用を成功させたい担当者必見!コツや始め方、事例などをわかりやすく解説
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企業にとって効果的なSNS運用は、売り上げの貢献につながります。とはいえ知識がないまま何も計画を立てず、安易に始めてしまうと成果が得られないリスクもあります。
「何から始めていいかわからない」
「失敗して、売り上げに響いてしまうのは避けたい」
など、SNS運用を始めたいけれど、これから始めるにはまだ不安がある企業担当者の方向けに、SNS運用のコツをわかりやすく解説しています。ぜひ本記事でSNS運用についての知識を身につけましょう。
SNS運用を自社で行うのが難しいと感じた場合は、おすすめの代行業者も紹介しているので併せてチェックしてみてください。
この記事でわかること
- SNS運用のメリット・デメリットや成功に導くためのコツ
- SNS運用の費用相場や成功事例
- SNS運用ならFammアシスタントオンラインがおすすめ
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SNS運用とは
企業でのSNS運用は個人のSNS運用とは異なります。
企業でSNSを運用する際はSNSのアカウントを開設して、自社の商品やサービスに関するコンテンツを継続的に発信します。
投稿する内容は取り扱うサービスや商品の基本的な情報から、投稿を見ている人が役に立つと思えるお役立ち情報、サービスや商品を利用する際の注意点などニーズを押さえたコンテンツがメインです。
これらの投稿を定期的に行うことで、ユーザーとのコミュニケーションを図り、サービスや商品の認知度を高め、企業のブランディングやファンを獲得していくことを目的としています。
SNS運用とSNSマーケティングの違い
SNS運用はSNSマーケティングと混同しがちですが、別物です。
SNSマーケティングはSNSを活用したマーケティング手法のことを言います。
具体的には、
- インフルエンサーマーケティング
- SNSアカウント運用
- SNS広告運用
- SNSキャンペーン
- ソーシャルリスニング
などを指します。
SNS運用は、これらのSNSマーケティングの手法のひとつです。
SNS運用を開始する前に、まずはどのような手法があり、自社に向いている手法は何かを知っておくことが成功のポイントです。
SNS運用とSNS広告運用の違い
もうひとつ混同しやすいのが、SNSマーケティングの手法でも挙げたSNS広告運用です。
SNS運用との違いは自社のアカウントに投稿するのか、それともユーザーのSNSアカウント上で自社のサービスや商品の広告を配信するのかの違いです。
方法と目的が異なるので、運用する際には必ず2つの違いを把握しておきましょう。
SNS運用
方法
自社のアカウントでサービスや商品の情報を発信する
目的
ユーザーとコミュニケーションを取り、関係を構築する
SNS広告運用
方法
ユーザーのSNSアカウント上に自社のサービスや商品の広告を配信する
目的
認知度を高め、自社のWebサイトへ流入させる
企業にとってなぜSNS運用は重要なのか?
企業がSNS運用を重要視している理由は、ユーザーの利用率の高さです。
※世界のSNS利用者数の推移および予測
※日本のSNS利用者数の推移および予測
(引用元:総務省)SNS利用者数は近年、右肩上がりになっていて世界での利用者数は2022年の約46億人から2028年には約60億人に増加すると予測されています。日本のSNS利用者数は2022年に1億200万人、2027年には約1億1,300万人に増加するとの予測が出ています。
コミュニケーションツールだけではなく、SNSとeコマースを掛け合わせたソーシャルコマースでの活用や、ライブコマースなどコロナ禍で拡大したeコマース需要によっても利用拡大が後押しされています。
そのため、企業アカウントでの認知度拡大やブランディングとしてもSNS運用は重要な手法のひとつとして欠かせない存在です。
SNS運用のメリット
企業がSNSを運用することで得られるメリットは以下の4つです。
- 初期費用が抑えられる
- 顧客との距離を縮められる
- 認知度アップに貢献できる
- 拡散性(話題性)が高い
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.初期費用が抑えられる
SNS運用は初期費用がほとんどかかりません。
インターネットが使えるデバイスがあれば基本的には無料で始めることができます。
使用するソーシャルメディアによってはビジネスアカウントで課金が必要なものもありますが、無料で利用し続けることもできます。
広告を出稿するとなると膨大な費用が掛かりますが、SNS運用であれば初期費用がかからないため、気軽に始められます。
2.顧客との距離を縮められる
SNSの特徴として、双方向のコミュニケーションが可能な点があります。
広告となると企業からの一方的な発信になってしまうため、ユーザーからは避けられがちです。しかしSNS運用であれば企業アカウントから一般ユーザーに対して、いいねやコメント、シェア、リツイートなどのアクションを行えます。
そういったアクションを起こすことで、ユーザーとの距離を縮められ、ダイレクトメッセージで個別相談や質問などが来ることも増えてきます。そこでの質問に答えることで問題を解決し、顧客満足度の向上も可能です。
3.認知度アップに貢献できる
SNSには、シェアやリツイートなどの投稿を拡散する機能があります。一般ユーザーはためになる投稿や気に入った投稿をシェアやリツイートで他のユーザーに共有可能です。
これによって一般的なマーケティング活動だけでは獲得しにくい潜在顧客からのアクションも期待できます。投稿が拡散されることで、さまざまなタイプのユーザーへアプローチできるので、認知度の向上や新規顧客の獲得が期待できるといえます。
4.拡散性(話題性)が高い
自社の投稿に拡散性(話題性)があると、短期間で爆発的にその投稿が拡散され話題となり広がります。これを「バズる」と呼びますが、「バズる」ことで多くの人にその投稿が共有され、認知度拡大の手助けをしてくれます。
ただし、投稿の内容によってはネガティブな評判や印象を与えてしまう可能性もあるため、拡散性の高い投稿をしたい場合は、投稿内容に注意が必要です。
SNS運用のデメリット
SNS運用のデメリットについても併せてみていきましょう。
- 運用に手間と時間がかかる
- 炎上の可能性もある
- 運用コストがかかる
それぞれ詳しく解説します。
1.運用に手間と時間がかかる
SNSを始めること自体は気軽にできますが、運用するのには手間と時間がかかります。
投稿内容を考えるのはもちろんのこと、どうしたらユーザーからいいねやコメントをもらえるか、フォロワーが増えるかなどを分析する必要があるためです。PDCAをまわすことで投稿のクオリティを高め、効果を出していく流れが一般的です。
時間をかけて検証していく必要があるので、手間と時間がかかる点はデメリットと言えます。
2.炎上の可能性もある
拡散性を狙った投稿をして、その投稿内容が不適切だとユーザーが感じた場合、炎上してしまう可能性もあります。あえて炎上させる手法もありますが、企業の信頼度が下がってしまう恐れもあるので注意が必要です。
万が一炎上してしまった場合、その投稿を削除してもユーザーがスクリーンショットで残していたら、その投稿は引き続き拡散され続けてしまいます。
炎上の収拾がつかなくなってしまった場合には謝罪文の投稿やこれまで運営してきたアカウントを閉鎖しないといけない事態にも発展しかねないため、投稿内容は慎重に検討する必要があります。
3.運用コストがかかる
SNS運用には人材や時間の確保が必要です。
投稿内容を考えたり、分析したりすること自体は知識が少なくてもできますが、より高い効果を求めるのであれば、SNS運用に詳しい人材や外部に委託をして運営する方が効率が上がります。
外部委託は社内の人材を確保するよりもよりコストがかかるため、その点も検討しながらSNS運用を行うかの判断が必要です。
SNS運用を成功に導くコツ11選
企業のSNS運用を成功に導くにはさまざまなコツがあります。実際にマーケティング支援会社が実践しているコツを11選ご紹介します。
1.SNS運用の目的を明確にする
企業がSNS運用を行う場合は、個人で行う場合とは異なり、SNS運用を行う目的を明確にする必要があります。
例えば、以下のような目的があります。認知度拡大
ユーザーとの接点を作ることで、自社サービスや商品の認知度を高める
ファンの育成
コミュニケーションの機会を増やすことで、自社サービスや商品を好意的に感じる人を増やしファン化につなげる
購買意欲の向上
商品の紹介やキャンペーン、クーポンを配布し購買につなげる
関係性強化
問い合わせ対応や商品理解の促進の場とする
立ち上げたばかりのブランドであれば「認知拡大」や「購買」などを目的とするのがおすすめです。
一方で、すでに認知度がある場合は、「ファンの育成」や「関係性強化」を目的とすることが多いです。
また、昨今ではユーザーのサポートツールとしてSNSを使用している企業も増えてきています。
- フリーダイヤルにかけてもつながらない
- 営業時間内に電話をかけられない
などといった不満を解消させるツールとして利便性を高め、ユーザーの満足度に寄与しています。
自社のサービスや商品がどのフェーズにあるかをまずは理解したうえで、SNS運用の目的を明確にしましょう。
2.SNS運用でのターゲットを明確にする
目的と併せて、「誰に対して発信していくのか」というターゲットを明確にすることも大切です。SNSは特定の層にリーチが可能な仕組みになっています。
- 年齢
- 性別
- 趣味
- 興味関心
- 居住地
- 職業
- 家族構成
これらの項目を明確にすることで、ターゲットとしたユーザーにピンポイントで刺さる投稿が可能です。
また、投稿内容を考える際にも、アカウントの統一感が出て、効果を得られやすくなります。
効果的なSNS運用を行うには、ターゲットを明確にすることが不可欠です。
3.自社の商品やサービスにあったSNSを選定する
SNS運用の目的とターゲットを明確にできたら、サービスや商品にあったSNSを選ぶ必要があります。SNSは種類によって特徴が異なり、ユーザー層や利用する目的も異なります。
目的
おすすめのSNS
認知度拡大
- 拡散力の高いX(旧Twitter)やYoutubeが最適
- ターゲットが20代以下の若年層の場合はTikTok
- ターゲットが女性の場合はInstagram
ファンの育成
- テキスト中心で交流したい場合はX(旧Twitter)
- コミュニティ内で運営したい場合はFacebook
- 画像を使ってビジュアルを訴求したい場合はInstagram
- 動画コンテンツで発信したい場合はYoutubeやTikTok
購買意欲の向上
投稿から直接ECサイトに流せる「ショッピング機能」のついたInstagramやFacebookが有効
関係性強化
- 利用率のもっとも高いLINEが最適
- ダイレクトメッセージが活用できるInstagramやX(旧Twitter)、Facebookも有効
SNSを運用する目的と各SNSを使っているユーザーの年代や特性にあわせて、情報発信するSNSを選ぶのが運用を成功させるコツです。
4.運用体制やルールをあらかじめ決めておく
SNS運用を行う体制を決めておくことで、スムーズな運用を継続的に行うことができます。
- 投稿内容の考案
- 分析と改善
- コメントへの返信
誰がどこまで担当するのかを事前に明確化し、投稿内容やコメントに対して社内での承認や稟議が必要であれば、トレンドに乗り遅れないようにスムーズな対応ができる体制かまで確認しておく必要があります。
- アカウントのトンマナや世界観
- 投稿頻度
- キャンペーンやクーポンの配布期間や予算
また担当者が変更になったり、複数人で運用する場合は、アカウントの運用やトンマナ・世界観が統一できるようにルールを決めておくのがおすすめです。ルールを決めておくことで属人化を防ぐこともできます。
自社での運用が難しい場合は外部委託を利用する選択肢もあるので、最適な人材がなかなか決まらない場合は併せて検討しましょう。
5.アカウント名は企業名を伏せる
企業がアカウントを運用する際は企業名を伏せて個人名で企業のスタッフとして運用していくのがおすすめです。
企業名のアカウントで運用すると、誰が運用しているアカウントなのかがわからず、ユーザーが不信感を抱きやすいなど、壁ができがちです。SNSを純粋に楽しんでいるユーザーはSNS上でサービスや商品を売り込まれると拒否反応が出る可能性もあります。
個人名でアカウントを運用すれば、そういった不信感や壁がなくなり、いいねやコメントなどをしやすくなります。
ユーザーにとって親しみやすいアカウントを運用するため、企業名ではなく個人名で作成して、企業名を入れたい場合は紹介欄に掲載すると良いでしょう。
6.ユーザーとのコミュニケーション頻度を高める
SNS運用はフォロワー数を増やすことも重要です。フォロワー数を増やすためには自社のサービスや商品名を検索して探し、サービスや商品について投稿しているユーザーにはいいねやコメントを繰り返すのが効果的です。
なかにはネガティブな投稿があることもありますが、そういった投稿に対して真摯な対応をしていくことで、ユーザーとの信頼関係も築けます。
また、直接コミュニケーションをとることで結果的にフォロワー数の増加や企業のブランディングにもつなげられます。
7.ユーザーニーズを満たしたコンテンツを発信する
企業のSNS運用ではユーザーのニーズを満たせるようなコンテンツの発信も重要です。自社のターゲット層がどのような悩みや何を求めているかを一番に考えたうえで、ニーズをピンポイントで満たした投稿をすることで、共感されやすくなります。
かつ、ニーズを満たした投稿はユーザー間で拡散される可能性も高く、いいねやコメントなども多くなり、投稿に対するインプレッションやフォロワー数が何をしなくても増えていきます。
こういったバズる投稿がひとつでもあれば、多くのユーザーの目に留まり、認知度拡大や収益化につなげやすいでしょう。
また、悩みや課題を解決できるコンテンツを発信することで、ロイヤリティの高いユーザーを増やすことができます。
8.炎上対策をしておく
企業のSNS運用では炎上のリスクにも備えておく必要があります。SNSは不特定多数の人が利用しているため、いつ・どの投稿が炎上するのかは予測しにくいものです。
そのため、事前に運用のルールを決めておくのがおすすめです。
- 投稿内容は2名以上でチェックを行う
- 炎上しそうなワード(政治や宗教など)は使わない
- 炎上した場合の報告ルート
- 対策マニュアルの作成
加えて、炎上しないためにもネットリテラシーの知識を付けておくとより安心です。
9.継続的に運用する
SNS運用は結果がすぐに出るものではありません。継続的に投稿を続け分析し、正しく改善ができたうえで、結果が出るものです。
そのため、運用開始後はなかなか結果が出ずに、士気が下がってしまうこともあります。
SNS運用は長期戦になることを理解したうえで、コツコツと投稿を続けることが成功への一番の近道です。
ひとりで投稿内容を考えたり、投稿を続けるのが難しい場合は複数人で運用すると良いでしょう。士気を高め合ったり、投稿内容のネタ切れを防ぐこともできます。
10.他企業アカウントとも交流を行う
ライバルである他社の企業アカウントとつながることも意外と重要です。なかでもお互いのアカウントをフォローし合う「相互フォロー」がおすすめです。企業同士がお互いのアカウントをフォローし、投稿を拡散し合うことでさまざまなメリットがあります。
- アカウントの信頼度が高まる
- フォロワー数の増加につながる
- 他企業とのコラボ企画ができる可能性もある
他企業アカウントをフォローするだけではなく、いいねやコメント、投稿のシェアをするなどして積極的に交流を図りましょう。
11.分析・改善は常に行う
SNS運用で効果を出すためには投稿するだけではなく、分析も必要です。PDCA(Plan:計画→Do:実行→Check:評価→Action:改善)をまわし、常に最適な投稿内容を考える必要があります。
どのような内容の投稿がいいねやコメントが多いのか、フォロワー数が増える投稿内容は何か、などを分析していくことでより効果を高められます。
併せて目標(KPI)を設定することで、目標の達成度も見ながら改善していくことができます。
代表的なSNSの種類と特徴
続いて代表的なSNSの種類と特徴をご紹介します。
SNS
国内利用率
メインユーザー
特徴
Facebook
29.9%
30~50代のビジネス層
- ビジネスシーンでの利用
- フォーマルな投稿が多め
X(旧Twitter)
45.3%
20~30代の男女
- リアルタイム性がある
- 拡散力がある
- 短いテキストでの投稿がメイン
Instagram
50.1%
10~30代女性
- ビジュアル訴求に特化
- 情報収集に使う人が多い
LINE
94.0%
10~60代のほとんどの国民
- 利用数がもっとも多い
- 1対1のコミュニケーションが可能
YouTube
87.1%
10~50代の男女
- 世界一利用されている動画コンテンツ
TikTok
28.4%
10~20代の男女
- 若年層に人気
- 動画編集が簡単
(引用元:令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査)
Facebook
Facebookは2004年に設立されたSNSです。全世界でのユーザー数はもっとも多く、実名登録での1人1アカウントが特徴で、ライフスタイルが反映されやすいSNSです。
実名登録のため、実際に会ったことのある友人や同僚などとつながりやすく、リアルな人間関係が反映されているため、他のSNSよりもフォーマルな雰囲気が特徴といえます。
日本での利用者は30~50代のビジネス層が多くを占めています。30~50代のビジネス層向けサービスや商品を取り扱っている企業におすすめのSNSです。
広告配信のターゲティング精度が高いため、広告と併用した運用が効果的です。
X(旧Twitter)
X(旧:Twitter)は2023年に実業家イーロンマスクが買収し、名称が「X」になったことでも一時話題となりました。1投稿が140字以内までに制限されているのが特徴です。
日本では20~30代の男女が多く利用しています。
今起きていることをすぐにキャッチして活用できる、リアルタイム性と拡散性も特徴です。
一方で、リアルタイム性や拡散性があることから炎上しやすいSNSとも言われているため、運用時は誤解を招かないような表現にするなど注意が必要です。
Instagram
Instagramは「好きと欲しいを作り出す」プラットフォームとして2010年にリリースされました。
日本の利用者は10~30代女性が多く、ハッシュタグやショッピングタグの活用、ストーリー、リールの視聴が他国と比べても高いのが特徴です。ストーリーやリールの視聴時間が長い日本では、Instagramの動画広告を気にしない方や楽しんでみている方が多いようです。
Instagram自体が、つながることと楽しむことの両方が利用目的とされているため、企業のマーケティング活動の場としても注目されています。LINE
LINEはヤフー株式会社が開発・運営するコミュニケーションアプリです。メッセージや通話で利用するユーザーがメインですが、中にはLINE VOOMなどSNS機能もあります。
日本での利用率は95%と10~60代のほとんどの国民が利用していて、今では生活インフラとして定着しています。女性のユーザーがやや多めですが、年齢・性別問わず幅広い層にリーチできるのが強みです。
ユーザーは企業からの情報を受け取る手段としても利用しているため、企業アカウントを作成して、情報を配信したり、問い合わせを受けたり双方向のコミュニケーションを図ることができます。
YouTube
YouTubeはGoogle社が運営する世界最大の動画配信サービスです。
日本では10~50代の男女が多く利用しています。今ではスマートTVで視聴することも多く、TV番組を見る代わりにTVで日常的にYouTubeを視聴するユーザーが増えています。
これまでは横型動画が主流でしたが、最近では縦型動画や短尺のショート動画の投稿もできるようになりました。
またGoogleのサービスということもあり、SEOに強くGoogle検索の結果にも上位表示されやすく、露出度が高くなるため、結果的に認知度も上がりやすいといった特徴もあります。
TikTok
TikTokは15秒~1分程度の短い縦型動画を共有するSNSです。
日本では10~20代の男女が多く利用していて、日常のおもしろ動画やダンス動画、お役立ち動画などさまざまなコンテンツを視聴できます。エフェクトやサウンドなどをアプリ内で用意しているため、動画編集が手軽にできることも若年層から人気を集めている理由のひとつといえます。
SNS運用の費用相場
SNS運用にかかる費用相場を、自社で運用した場合と、代行を依頼した場合で見ていきましょう。
SNSアカウントの費用相場
開設自体は無料でできますが、ビジネス用に運用する場合は費用が発生します。ビジネスアカウントの費用はSNS毎に異なります。
SNS
ビジネスアカウントの費用
Facebook、Instagram
Metaビジネスマネージャー:無料
YouTube
ブランドアカウント:無料
LINE
- コミュニケーションプラン:無料
- ライトプラン:月額5,000円
- スタンダードプラン:月額15,000円
X(旧Twitter)
X premium:月額980~1,380円
SNSアカウントの運用代行の費用相場
SNS運用代行の費用相場は依頼する内容や業務量によって異なるため、月額10~50万と幅広いです。
月額料金
対応できる業務内容
10万円以下
- コンテンツ作成
- 投稿代行
低コストで運用代行を利用したい場合におすすめ
20~30万円前後
- コンテンツ作成
- 投稿代行
- コメント管理
- 簡易分析
投稿だけではなく、細かな対応業務も依頼したい場合におすすめ
50万円以上
- コンテンツ作成
- 投稿代行
- コメント管理
- 分析
- 定期ミーティング
- 運用全般
運用に関する全般を任せたい場合
より詳しく知りたい場合は以下の記事も併せてご確認ください。
SNS運用代行の費用相場は|対応業務とおすすめ会社5社を徹底比較
SNS運用のリスク
企業のSNS運用はリスクがいくつかあることを覚えておく必要があります。
炎上のリスクがある
炎上のリスクは企業ブランドの悪化や信用問題にもかかわってくるため、もっとも注意が必要です。事態が大きくなると企業全体が損害を受ける恐れもあります。
炎上を最小限に抑えるためには対策を事前に立てておくのがおすすめです。
- 炎上した際の対処法を社内で決めておく
- 投稿前のチェックは複数人で行う
- 投稿内容のファクトチェックで正確性を確保する
- 政治や宗教、差別、容姿などに関する投稿は控える
事前に対策できることはたくさんあるので、社内でルールを決めておくと良いでしょう。
法的なリスクがある
- 著作権侵害
- 個人情報保護法違反
- 景品表示法違反
などの法的リスクを考慮したうえで投稿する必要があります。
また、他企業を批判するような内容は訴訟問題に発展する恐れもあるため注意が必要です。
法的なリスクに関しては弁護士などの専門家に相談して、リスクを把握し予防策を事前に立てておくのが安全です。
顧客情報漏洩のリスク
SNSは拡散力が強いため、一度情報が漏洩してしまうと取り返しのつかないことになってしまいます。
アカウントの乗っ取りやなりすましアカウントなどにより情報漏洩が発生する可能性が高いため、運用時は不正アクセスや人為的なミス、プラットフォーム側の不具合などさまざまな点に注意を払う必要があります。
システムの導入や情報セキュリティの教育を行い、事前の対策を行うことが有効です。
SNS運用で成功事例
ここからは実際にSNS運用で成功した事例を紹介します。
Facebookの事例:ドミノ・ピザ
(引用:Facebook ドミノ・ピザ公式アカウント)
ドミノ・ピザはFacebookやX(旧Twitter)など主要なSNSを活用して、多くの成功事例を出しています。
中でもFacebookでは画像や動画を投稿に盛り込み焼きたてのピザの美味しさを視覚で伝えています。清き1票をお願いします。
「ピザにパイナップルはあり?なし?」と、意見を求めるなどユーザー参加型の投稿をし、ユーザーとの交流を図る発信をしているのも特徴です。
こういった投稿によりユーザーとの壁をなくし、ファンづくりをしています。
X(旧Twitter)の事例:シャープ株式会社
(引用:X シャープ公式アカウント)
10代女性が回答した「好感度を持った企業SNSアカウント」でもっとも多く名前が挙がったのがシャープ株式会社です。
その理由として、- 面白い投稿やためになる投稿が多い
- ツイートが流行りのネタなどを入れていて面白い
など投稿内容が面白いことが人気の秘密のようです。
また、他企業アカウントとの交流も多く、ネットニュースになるなど話題となっています。
Instagramの事例:KENZO
老舗人気ファッションブランドのKENZOはファッションと相性の良いInstagramで228万人のフォロワー数を獲得しています。
商品を独自の世界観で表現した画像を中心に投稿していて、ユーザーが興味を持ちやすいように発信に工夫がされています。
同時にショッピング機能を活用していて、SNSから自社のECサイトに誘導し、購買までの導線を作っている点も成功の秘訣といえます。
LINEの事例:伊藤久右衛門
(引用:LINE 伊藤久右衛門公式アカウント)
宇治茶や抹茶スイーツを取り扱う伊藤久右衛門ではLINE公式アカウントを使ってメルマガを配信しています。
これまではメール開封率が10%、サイトクリック率2.5%だったのに対し、LINE公式アカウントに変更してからは友達登録した人の内30%がサイトにアクセスをしているという結果も出ています。
LINE公式アカウントの限定クーポン配布や商品の先行情報などを配信し、ユーザーのファン化に成功しているといえるでしょう。
そして、LINE公式アカウントからの流入のほうが単価も高く、結果的に売上げアップに貢献しているそうです。
TikTokの事例:株式会社プレナス
(引用:TikTok ほっともっと公式アカウント)
やよい軒やほっともっとなどの飲食チェーンを展開している株式会社プレナスではほっともっとのアカウントがあります。
投稿している動画の中にLINEメッセージのやり取り風の動画があり、それに対して「かわいい」や「こういう人好き」などといった感想が多く寄せられ、ハッシュタグで大きく拡散されました。
他にも調理過程の様子や食べ方のアレンジなど、ユーザーが興味を持つような内容にし、同時に食欲をそそる動画も配信するなどユーザーを虜にする投稿が成功の秘訣です。
Youtubeの事例:Indeed Japan株式会社
求人情報検索サイトのIndeedを運営するIndeed Japan株式会社では、日本を代表する漫画「ワンピース」とのコラボCMを作成しました。テレビでCMを放送後、YouTube上に長尺の動画を投稿したところ、「もっと見たい!」といったユーザーの声が多く上がり話題となりました。
ワンピースの読者層と転職を始める年齢層が極めて近しく、ターゲットに対して影響力のあるコンテンツを配信するのはSNS運用を成功に導く秘訣です。
SNS運用を外注すべき企業とは?
SNS運用にチャレンジしたくても、自社での運用に自信がない企業担当者の方もいるのではないでしょうか。
そういった場合はSNS運用代行を外部に依頼する手段もあります。どのような場合に外部委託を検討するべきかをここでは紹介します。
- SNS運用のノウハウがない
- 炎上リスクが不安
- 運用リソースがない
SNS運用のノウハウがない
初めてSNS運用をする場合、どの企業も運用に関するノウハウはありません。SNS運用を任された社員も初めてであれば何から始めれば良いかわからないでしょう。
このようにノウハウが社内や社員にない場合は、代行会社に依頼するのがおすすめです。
SNS運用は素人でもできますが、個人のアカウントではなく、あくまでも企業のアカウントです。クオリティの高さや効果を得るには経験値のある代行会社に依頼するのが一番の近道と言えます。
炎上リスクが不安
SNS運用には炎上のリスクがつきものです。ノウハウがない企業が独自のやり方でSNS運用を始めてしまうと、いたるところに炎上のリスクが潜んでいます。
こういった場合にも代行会社に依頼するのが安全です。
ただし、依頼する代行会社がどのような炎上対策をしているのかは事前に確認しておく必要があります。会社によっては「バズる」投稿をより重要視していて、炎上自体を軽視している場合もあります。
自社のブランドイメージに会った手法かもしっかりと事前に確認が必要です。
運用リソースがない
SNSを運用するには時間や手間がかかります。投稿内容を考えたり、コンテンツの素材を作成したり、分析を行ったりと片手間ではなかなか対応が難しいといえます。他業務と兼任してSNS運用を行うと、納得のいく運用ができない可能性が高いです。
SNS運用に集中できる運用リソースがない場合は、代行会社に依頼するのもひとつの手です。
おすすめのSNS運用代行会社6選
最後にSNS運用代行会社のおすすめを6社紹介します。
- 株式会社Timers
- 株式会社ガイアックス
- 株式会社サイバー・バズ
- テテマーチ株式会社
- 株式会社コムニコ
- 株式会社バケット
株式会社Timers
TimersはFammアシスタントオンラインというさまざまな業務をオンラインで代行するアウトソーシングサービスを展開しています。
SNS運用やWebコンテンツ制作を得意とするアシスタントが多く在籍しているため、安心してSNS運用の代行を依頼できます。
実務実績が3~5年以上の人材が中心で、豊富な知見から業務を遂行してくれます。
基本料金も低価格で、お得なトライアルプランも提供しているので、お試しで検討したい企業にもおすすめのサービスです。
サービス名
Fammアシスタントオンライン
プラン内容
- 1ヶ月お試しプラン ¥40,000
- 3ヶ月プラン ¥90,000/月
- 6ヶ月プラン ¥84,000/月
- 12ヶ月プラン ¥78,000/月
対応業務
- SNS広告運用
- SNSアカウントの更新・管理
- ライティング
- Webデザイン
- バックオフィス業務全般
など
特徴
- アウトソーシングサービス
- Twitter運用代行以外のバックオフィス業務全般も依頼可能
- 本導入の前に実際に試してみたい企業向けにお試しプランがある
株式会社ガイアックス
ガイアックスはソーシャルメディアラボというSNSマーケティングの代行サービスを提供しています。
代行業務だけではなく、SNS運用のノウハウに関するセミナーやイベントも開催していて、SNS業界では国内最大手の代行会社です。本格的にSNSを強化したい企業におすすめのサービスです。
サービス名
ソーシャルメディアラボ
プラン内容
要相談
対応業務
- 戦略立案
- アカウント作成
- コンテンツ作成
- 投稿代行
- 分析
- 広告運用
など
特徴
- 10年以上の運用、累計支援実績が1,000社を超える豊富な実績
- パッケージ売りではなく要望に応じたカスタマイズプランを作成
- 国内最大手のSNS運用代行会社
株式会社サイバー・バズ
(引用:株式会社サイバーバズ|BRIDGE)
株式会社サイバー・バズは、ソーシャルメディアマーケティング事業を展開する会社です。
SNSアカウント運用代行サービスだけではなく、インフィード広告の運用、インフルエンサーサービス、ソーシャルコマースサービスなどSNSに特化したサービスを取り揃えています。
BRIDGEというSNSアカウントコンサルティングサービスは人々の生活に寄り添う企業、花王やカネボウ化粧品、資生堂ジャパンなどとの取引実績が豊富なため、生活者視点でのソーシャルリスニングに強みがあります。
サービス名
BRIDGE
プラン内容
- Instagramブランドサイト化プラン 500,000~
- Instagramコマース化プラン 1,000,000~
- フォロワー増加プラン 1,000,000~
- Twitter発話量増加プラン 300,000~
など
対応業務
要確認
特徴
- ソーシャルリスニングによる生活者視点のSNSコンサルティング
- PDCAをまわすサポート体制/ツール
- 企業・ブランドの目的に合わせた最適な運用プランのご提案
テテマーチ株式会社
(引用:テテマーチ株式会社|SNSアカウント運用)
戦略策定からコンテンツ制作まで手掛けるSNSトータルサポート会社です。
プランナーやプロジェクトディレクター、コンテンツディレクター、ライター、クリエイターなど目的に合わせて編成される手厚いサポートが魅力です。案件ごとに最適な人材をアサインするため、高い成果が期待できます。
社内にSNS専任の担当者がいなくても安心して任せられるトータルサポートプランで構成されています。
サービス名
SNSアカウント運用
プラン内容
- ストラテジック&リサーチプラン 初期費用150万円~
- インハウスサポートプラン 初期費用50万円~/月額40万円~
- トータルサポートプラン 初期費用50万円~/月額100万円~
対応業務
- 戦略設計
- 運用伴走・コンテンツ制作
- 分析・改善
特徴
- アカウント運用を戦略設計から、コンテンツ制作、分析・改善まで一気通貫で依頼可能
- トレンドとブランドの独自性を両立するコンテンツ企画
- SNSの効果を最大化するPDCAサイクルを確立
株式会社コムニコ
(引用:株式会社コムニコ|コムニコ)
コムニコはSNS運用代行とコンサルティングの実績が2,200件以上と多く、常時50アカウント以上を運用し、素早く情報をキャッチアップしています。
ノウハウも十分にある代行会社なので初めてのSNS運用でも安心して任せられます。
企業の売上げ向上や好意形成を目的とした本質的なSNS運用に取り組み、企画から運用・分析まで一連の流れをすべて代行できます。
サービス名
コムニコ
プラン内容
- コメント監視 8万円〜/月
- 投稿コンテンツ企画10万円〜/月
- 月次レポート及び定例会 20万円〜/月
- アカウント運用代行50万円〜/月
対応業務
- 戦略立案
- アカウント作成
- コンテンツ作成
- 投稿代行
- 分析
- 広告運用
など
特徴
- 2008年から事業を開始し、現在までに2,200件以上の運用実績あり
- SNSの基礎から実践まで学べるオンラインセミナーを開催
- 独自のSNS分析ツール『コムニコマーケティングスイート』を開発
株式会社バケット
SNS運用暦が15年以上で十分なノウハウがあるバケットは継続的な運用改善や悩みに合わせたプランニング、低コストでの運用サポートが強みです。
アカウントの新規導入支援から、投稿制作・運用・効果測定までトータルでサポートしてくれます。
生活用品メーカーやIT、ゲーム、通信キャリア、食品メーカー、教育など幅広い業界での実績も魅力のひとつです。
サービス名
SNSアカウントの運用代行・実行支援
プラン内容
- 戦略策定(初回) 200,000円
- SNSアカウント開設(初回) 150,000円
- 運用マニュアル・運用ガイドライン作成 200,000円
- アカウント管理/投稿管理 月額300,000円
- ユーザーレポート 月額150,000円
など
対応業務
要確認
特徴
- 2008年にサービス開始後約200企業のアカウントを支援
- ソーシャルメディア黎明期から培われてきた弊社のノウハウを活用
- SNSマーケティングの最新動向を素早くキャッチアップ
SNS運用で自社サービスの売り上げに貢献しよう!
SNS運用は企業にとって、欠かせないマーケティング手法のひとつです。
自社で運用できるのであれば、運用のコツを参考に進めてみましょう。
自社での運用が難しいと判断した場合は、代行会社に依頼して運用を任せるのがおすすめです。
ただし、代行会社によって料金プランや対応業務は大きく異なります。自社にあった依頼先をしっかりと見極めて代行を依頼するようにしましょう。
Fammアシスタントオンラインでは、コンテンツ作成に欠かせないライティングやSNS広告運用などのWebスキルを持つ、経験豊富なアシスタントによるSNS運用代行が可能です。
またSNS運用代行に限らず、経理や人事、電話対応などバックオフィス業務全般を柔軟に依頼できます。
1カ月のお試しプランもあるため、ぜひFammアシスタントオンラインをご検討ください。
\ 月額¥40,000~利用できる /
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