人事労務アウトソーシングの基本知識からおすすめサービスまで完全解説
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人事労務のアウトソーシングは、毎月の給与計算や労務管理、社会保険手続きなど、多岐にわたる人事労務に時間を取られて悩んでいる方におすすめのサービスです。
人事労務をアウトソーシングすることで、業務効率化や人件費の削減などが叶います。本記事では、人事労務をアウトソーシングする基本知識からアウトソーシングサービスの選び方、おすすめサービスまでわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 人事労務アウトソーシングのメリット・デメリット
- 人事労務アウトソーシングサービスの選び方やおすすめサービス
- 人事労務アウトソーシングを依頼するならFammアシスタントオンラインがおすすめ
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人事労務アウトソーシングの基本知識
人事労務のアウトソーシングとは、社内で行っている人事労務関連の業務を、社外の専門会社に委託することです。
人事や労務業務は専門知識やスキルが必要な場面が多く、業務内容も非常に幅広いものです。
それらの業務をアウトソーシングサービスに依頼することで、社内の負担を軽減し、コスト削減や業務の効率化を図ることができます。
近年、中小企業やスタートアップ企業を中心に、人事労務のアウトソーシングを取り入れる企業が増えています。
2022年度の人事・総務関連業務アウトソーシング市場規模は、前年度から約7%増加しており、毎年成長し続けています。人事・総務関連業務アウトソーシング市場に関する調査を実施(2024年)
今後も市場の成長が期待されており、人手不足の現代で人事労務のアウトソーシングは必要不可欠です。
人事労務アウトソーシングに依頼できる主な業務
人事労務のアウトソーシングサービスに依頼できる業務は多岐にわたります。
主な業務は下記の8つに分けられます。業務
内容
勤怠管理
社員の出勤・退勤時間の記録や、休暇管理
給与計算
毎月の給与支払額を正確に計算し、銀行振込などの手続き
社会保険手続き
健康保険や年金など、各種社会保険の手続き
年末調整
年末に行う税金の調整作業、適切な納税管理
社員対応(問い合わせ窓口)
社員からの労務に関する質問や相談に対応
助成金活用
助成金の申請や受給に関するサポート
就業規則の作成・更新
社内の労働環境や法令に合わせた規則の策定・見直し
人材採用のサポート
採用活動の支援や、面接スケジュールの調整
人事労務アウトソーシングサービスの主なタイプ
人事労務のアウトソーシングサービスは、企業の目的に応じてさまざまなタイプが用意されています。ここでは、代表的な4つのタイプについて解説します。
- 労務管理全般に対応したタイプ
- 大企業の労務管理全般に対応したタイプ
- 給与計算や社会保険手続きに特化したタイプ
- 特定業務のみに対応したタイプ
労務管理全般に対応したタイプ
労務管理全般に対応したアウトソーシングサービスは、給与計算や勤怠管理、労務管理全般を一括して委託できる点が特徴です。
例えば、毎月の給与計算や残業時間の管理、労働契約書の管理など、多くの業務をまとめて任せることができます。
専門のサービスにより、企業内の人事労務が効率化され、ミスの発生を防ぐことができるため、業務運営がスムーズになります。
日々の人事労務に悩まされている企業におすすめのタイプです。大企業の労務管理全般に対応したタイプ
多くの社員を抱える企業は、給与計算や勤怠管理が複雑で人事部門だけでは処理が追いつかないことがあるため、大企業向けのアウトソーシングサービスがおすすめです。
このタイプのサービスは、最新のクラウドシステムや専用ツールを活用して業務を自動化している場合が多いので、大規模な業務においても正確で迅速な処理が可能です。
さらに、法令改正やコンプライアンス対応においても、サポートを提供しているサービスが多く、安定した人事労務管理が実現できます。給与計算や社会保険手続きに特化したタイプ
給与計算や社会保険手続きの業務に特化したアウトソーシングサービスは、給与計算や、社会保険の加入・脱退手続きや保険料の計算といった複雑な業務を任せることができるため、社内の担当者の負担を軽減できます。
特に、中小企業やスタートアップ企業で、限られたリソースや予算を効果的に活用する場合に、このタイプのアウトソーシングサービスは有効です。
予算が限られていても、給与や社会保険といったミスが許されない業務を、安心してアウトソーシングできるため、業務の正確さと効率性が向上します。特定業務のみに対応したタイプ
特定の人事労務だけをアウトソーシングできるサービスもあります。
このサービスの最大の特徴は、必要な時にだけ利用できる柔軟性です。
例えば、年末調整や就業規則の作成・更新といった、特定の時期にのみ発生する業務や、法律に関する専門的なサポートが必要な業務などに絞って依頼できます。
自社の人事部門では対応しきれない一部の業務を、効率よくアウトソーシングすることで、限られた予算の中でも、十分な効果を発揮できます。人事労務アウトソーシングのメリット
人事労務のアウトソーシングサービスにはさまざまなメリットがあります。以下では、人事労務のアウトソーシングサービスを利用する際の主なメリットについて解説します。
- 業務効率が向上する
- コア業務に集中できる
- 人事労務の属人化を防げる
- 法令改正対応を強化できる
業務効率が向上する
人事労務のアウトソーシングを利用すると業務効率が向上します。
給与計算や勤怠管理、社会保険手続きなど、人事労務に関わる業務は複雑なため、時間や労力がかかります。
特に、従業員数が多くなると、ミスを防ぐための確認作業が増え担当者にとっては大きな負担です。
人事労務のアウトソーシングサービスを導入することで、これらの業務を専門知識を持つサービス会社に任せられるため、正確かつ効率的に業務を進めることができます。コア業務に集中できる
人事労務業務をアウトソーシングすることで、コア業務に集中できる環境が整います。
人事や労務に関する業務は、企業の運営に欠かせないものですが、直接利益を生むわけではありません。
人事労務をアウトソーシングすることで、社内のリソースを営業やマーケティング、製品開発などのコア業務に集中させることができます。
特に、中小企業やスタートアップ企業は、限られた人材や時間を有効に使うために、アウトソーシングサービスの活用は有効です。人事労務の属人化を防げる
企業内において、特定の業務が特定の社員に依存してしまうことを「属人化」と呼びます。
属人化が進行すると、特定の社員が休職や退職した場合に、業務が滞るリスクがあります。
特に、人事労務は専門知識が必要な場面が多く、個別の担当者に頼りきりになるケースが少なくありません。
アウトソーシングサービス会社は、業務の標準化を徹底しており、各業務において統一された手順で対応が行われるため、人事労務の属人化を防ぐことができます。法令改正対応を強化できる
日本では、労働関連の法改正や社会保険制度の変更が頻繁に行われます。
改正に適切に対応しないと、罰則を受けるリスクや、従業員の負担が増える可能性がありますが、アウトソーシングサービスを利用することで、法令改正への対応を強化できます。
人事労務のアウトソーシングサービス会社は、法改正の情報に常にアンテナを張っているため、制度の変更にすばやく対応することが可能です。
これにより、企業は法改正に遅れることなく、最新の法令に準じた業務を進められ、安心して事業運営を行えます。人事労務アウトソーシングのデメリット
人事労務のアウトソーシングサービスにはさまざまなメリットがある一方、デメリットも存在します。以下では人事労務のアウトソーシングサービスを利用する際の主なデメリットについて解説します。
- ノウハウが社内に蓄積されない
- 情報漏えいのリスクがある
- 委託先との認識のズレが生じる場合がある
ノウハウが社内に蓄積されない
人事労務のアウトソーシングのデメリットの一つは、社内にノウハウが蓄積されない点です。
アウトソーシングサービスに依頼することで、給与計算や労務管理などの専門的な知識は、外部に依存する形になり、社内でのノウハウの蓄積が進みにくくなります。
長期的に見た場合、社内の人事担当者が業務を十分に理解していないと、トラブルが起こった際に自社内で迅速に対処できないリスクが生じます。
この問題を解決するために、アウトソーシングサービス会社からの情報共有やフィードバックを行い、社員のノウハウ蓄積の場を作ることが重要です。情報漏えいのリスクがある
人事労務のアウトソーシングにおいて懸念されるのが、情報漏えいのリスクです。
人事労務の業務には、従業員の個人情報や給与情報など、機密性の高い情報が含まれます。
そのため、セキュリティ対策が不十分なアウトソーシングサービスを利用すると、機密情報が流失してしまう危険性があります。
情報漏えいのリスクを最小限に抑えるためには、アウトソーシングサービス会社のセキュリティ体制やデータ管理ポリシーを十分に確認し、契約内容においても情報管理に関する取り決めを明確にしておくことが重要です。委託先との認識のズレが生じる場合がある
人事労務のアウトソーシングを導入する際に起こりがちな問題として、委託先との認識のズレがあげられます。
アウトソーシングサービスに依頼する際には、業務内容やプロセスに関する細かな調整が必要ですが、双方の認識にズレがあると、期待していた成果が得られないことがあります。
業務内容を明確化し、アウトソーシングサービス会社と密なコミュニケーションを取ることが重要です。
また、定期的にアウトソーシングサービス会社とミーティングを行い、発生した問題を迅速に解決できる体制を整えることも大切です。人事労務アウトソーシングサービスの料金体系別の費用相場
人事労務のアウトソーシングサービスの料金体系は主に2つに分けられます。それぞれの費用相場について詳しく見ていきましょう。
料金体系
費用相場例
月額単位
70,000~100,000円/月30時間
業務単位
記帳:5,000円~/100件
給与計算:500円~/1件
保険手続き:1,000円~/1件
月額単位
月額単位は、毎月一定の料金が設定されており、契約期間中は月ごとの支払いが固定されているプランです。
月額単位プランは、複数の業務を一括して依頼する場合や、長期間の契約を結ぶことで、業務単位のプランよりも安価になることが多々あります。
月30時間の実働で人事労務全般をカバーする場合、月額70,000〜100,000円程度が相場です。
ただし、業務量が少ない月でも固定料金が発生する点に注意しましょう。
業務が少ない月には、実際の業務量に対して割高な費用を支払う場合があるため、定期的に業務の量を見直し、プランの変更を検討することが重要です。
また、業務範囲や時間が増える場合には、追加料金が発生することがあります。業務単位
業務単位の料金体系は、依頼した業務ごとに費用が発生するプランです。
例えば、給与計算だけを依頼したい、または年末調整など特定時期の業務のみを依頼したいといったケースでは、業務単位のプランが適しています。
業務単位は以下が一般的な相場です。・記帳:100件で5,000円~
・給与計算:1件あたり500円~
・社会保険や雇用保険の手続き:1件あたり1,000円~
業務単位プランの大きなメリットは、必要な業務だけを依頼できるため、無駄な費用が発生しない点です。
業務が少ない月や繁忙期だけアウトソーシングサービスを活用するなど、柔軟に対応できます。人事労務アウトソーシングサービスの選び方
人事労務のアウトソーシングサービスを選ぶ際には、いくつかのポイントをおさえることが重要です。ここでは人事労務のアウトソーシングサービスを選ぶ際におさえるべきポイントを解説します。
- 対応できる業務範囲が自社に合っているか
- 業務内容と費用のバランスは適切か
- セキュリティ体制は充実しているか
- 実績や信頼性があるか
- コミュニケーションの柔軟性は高いか
対応できる業務範囲が自社の目的に合っているか
まずおさえるべきポイントは、アウトソーシングサービス会社が対応できる業務範囲が自社の目的に合っているかどうかです。
給与計算や社会保険手続きといった基本的な人事労務のみを依頼するのか、それとも就業規則の作成や人材採用のサポートまで、広範囲にわたる業務を依頼するのかによって、選ぶべきサービスが変わってきます。
アウトソーシングサービスによっては、対応できる業務の範囲が限定されていることがあるので、事前に業務内容を明確にし、必要なサービスをカバーしているかを確認しましょう。業務内容と費用のバランスは適切か
次に考慮すべきは、業務内容と費用のバランスです。
費用を抑えることは重要ですが、ただ安いという理由だけで安価なサービスを選ぶと、必要なサポートが十分に得られない可能性があります。
また、高価なサービスだからといって必ずしも最適なサービスというわけでもありません。
自社がアウトソーシングしたい業務の内容に対して、適切な価格設定がされているかを確認することが大切です。セキュリティ体制は充実しているか
人事労務業務をアウトソーシングする場合、セキュリティ体制がしっかりしているかどうかは重要なポイントです。
人事労務で扱う情報は、従業員の個人情報や給与データなど、機密性の高い情報であり、これらの情報が漏洩すると、企業にとって大きなリスクになります。
アウトソーシングサービス会社を選ぶ際には、データの管理方法やセキュリティ対策について詳しく確認しましょう。
具体的には、ISO認証の取得や、厳密なデータ管理ポリシーを持つサービス会社を選ぶと安心です。実績や信頼性があるか
アウトソーシングサービス会社の実績や信頼性も、選ぶ際の重要なポイントです。
多くの企業で導入されているサービスや、長年の実績があるサービスは、ノウハウやトラブル対応の経験が豊富であることが期待できます。
特に、同じ業種や同規模の企業に対する実績が豊富なサービスであれば、自社の業務に適したサービスを提供できる可能性が高いです。
良質なサービスを選ぶために、口コミや評判、導入事例などを確認し、過去の顧客からの評価をチェックしましょう。コミュニケーションの柔軟性は高いか
コミュニケーションの柔軟さも、依頼する上で考慮するべきポイントです。
アウトソーシングの依頼後は、依頼した業務が適切に進められているかどうかを定期的に確認し、必要に応じて業務内容の見直しや調整を行うことが求められます。
そのため、サービス会社との円滑なコミュニケーションが取れるかどうかは、人事労務のアウトソーシングの成功に大きく影響します。
アウトソーシングサービス会社と柔軟なコミュニケーションがとれるかどうかを見極めるために、初期段階でのやり取りや、説明会での対応なども参考にしましょう。おすすめの人事労務アウトソーシングサービス5選
人事労務のアウトソーシングサービスを利用する際に、どのサービスを選ぶかは重要なポイントです。本記事ではおすすめの人事労務のアウトソーシングサービスを5つ紹介します。
- Fammアシスタントオンライン
- Remoba労務
- freee人事労務アウトソース
- CASTER BIZ assistant
- WELL CORP
Fammアシスタントオンライン
Fammアシスタントオンラインは、多岐にわたるバックオフィス業務をサポートするオンラインアシスタントサービスです。
大手企業での実務経験を持つスキル豊富なアシスタントが在籍しており、人事労務はもちろんのこと、Webデザインや動画編集、経理など、幅広く対応可能です。
初月は40,000円/30時間で利用でき、人事労務だけでなくその他の時間がかかっている業務もまとめて委託できる点が、Fammアシスタントオンラインの大きな強みです。
さらに、秘密保持契約(NDA)を結ぶことで、機密情報が安全に管理された中で業務を依頼できるので、信頼できるサービスとして高い評価を得ています。
Fammアシスタントオンラインは、企業のさまざまなニーズに応えるオールインワンサービスとして、多くの企業から支持されています。Remoba労務
Remoba労務は、リモートで労務管理を支援するアウトソーシングサービスです。
勤怠管理や給与計算、入退社手続きなどをクラウドベースで効率化し、「オンラインワーカー」と呼ばれる専門のチームが対応します。
料金プランは、月額180,000円〜の年間プランや、月額200,000円〜のトライアルプランがあり、企業のニーズに応じて柔軟に対応できる点が特徴です。
人事労務担当者を自社で雇うよりもコストを抑え、法改正への対応もスムーズに行えるので、中小企業やスタートアップ企業にとって、おすすめのサービスです。freee人事労務アウトソース
freee人事労務アウトソースは、給与計算や入退社手続き、年末調整といった人事労務に関する業務を、クラウドを利用してアウトソーシングできるサービスです。
クラウドでの運用のため、自動的に法改正に対応し、新機能も常にアップデートされるので、保守作業の負担も軽減されます。
また、専用の管理画面を通じて、アウトソーシングした人事労務の進捗をリアルタイムで確認できる機能もあり、作業の見える化による効率的な業務運営が実現できます。
料金プランについては、企業の要望に応じた最適なプランが提供されており、無料の導入支援サポートも利用可能です。CASTER BIZ assistant
CASTER BIZ assistantは、リモートでのバックオフィス業務を支援するオンラインアシスタントサービスです。
秘書業務や人事、経理、労務管理など幅広い業務に対応し、全国から選ばれた優秀なアシスタントがチームでサポートを行います。
個人に依存せず、複数のアシスタントが対応することで、業務のミスや遅延を防ぎ、安定したサービスを提供できる点が特徴です。
料金プランは、月30時間利用の基本プランが132,000円で、業務内容や契約期間に応じて柔軟にカスタマイズができます。
また、24時間365日対応のプランもあり、企業のニーズに応じたサポートを提供している点も強みです。WELL CORP
WELL CORPは、レジェンダ・コーポレーションが提供する労務管理と給与計算のアウトソーシングサービスです。
WELL CORPは、単なる業務代行にとどまらず、健康経営の推進や社員の定着支援を目指しています。
特徴的なサービスとしては、健康優良法人認定の取得支援や、労務データを活用した離職防止策があげられます。
効率的な労務管理と社員の健康管理を同時に実現し、組織全体の健全な運営を実現できる点が他サービスにはない強みです。
料金プランは、無料相談会を通じて決めるため、興味がある方は無料相談会に参加することをおすすめします。自社に合った人事労務アウトソーシングサービスを見つけよう
人事労務のアウトソーシングサービスは、企業の人事労務を効率化させるための大きな助けになります。
人事労務のアウトソーシングサービスを選ぶ際は、価格や実績、セキュリティ体制などを確認し、自社のニーズに合ったアウトソーシング会社を選ぶことが重要です。
本記事を参考にして、自社に最適な人事労務のアウトソーシングサービスを見つけましょう。人事労務のアウトソーシングを考えているなら、Fammアシスタントオンラインがおすすめです。
人事労務に関する豊富な知識とノウハウを持つスタッフが、企業の人事労務を代行します。
月額4万円から始められるので、人事労務のアウトソーシングサービスを検討しているなら、試してみてはいかがでしょうか。\ 月額¥40,000~利用できる /
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